送金アプリの「Venmo」、メモ欄に「idek」と打ち込むと送金が検査されることが判明

送金アプリの「Venmo」、メモ欄に「idek」と打ち込むと送金が検査されることが判明 1

若者言葉がテロリストグループと紛らわしいと...

アメリカで大人気の送金アプリ「Venmo」。手数料無しで気軽に送金できるので、食事の割り勘やルームメイト間の家賃の支払いなど、いろんな場面で活躍します。「Just venmo me.(Venmoしてくれたらいいよ)」と動詞として定着したことからもその普及度が分かります。

ただの送金だけでなく、メッセージや送金の履歴もあり、お金のやり取りを他の友人たちに公開することもできます。グループで割り勘をする時に誰が誰に払ったかもちゃんと分かりやすく残るようになっているんですね。メッセージ部分には絵文字の自動変換機能があったりと、気軽さが前面に出た作りになっています。

しかしテロリストがこういったテクノロジーを利用してリクルートや資金運用をしていることは指摘されています。気軽に場所と時間関係なくお金をやり取りできるVenmoは特にその点を注意しているようです。テロリスト・犯罪行為と関連性が疑われる送金はブロックされる仕組みになっています。

Vergeのレポートで今回明らかになったのは、アメリカの若者言葉で「I don't even know(知らない、見当すらつかない、という意味)」の頭文字をとった「idek」をメモ欄に記入して送るとその送金取引が保留になってしまうということ。

この情報が複数のネタ元からVergeに寄せられ、Vergeでも試したところ保留になってしまうことが確認されました。米ギズモードでも試したところ、同じ結果が得られたようです。

送金アプリの「Venmo」、メモ欄に「idek」と打ち込むと送金が検査されることが判明 2

なぜ無害な若者言葉がひっかかってしまうのか、米ギズモードの問い合わせに対してVenmoからは以下の返答が来ました。

私達は、国家安全、経済、治安を守るために作られた規制に準拠する方法で、個人間のお金の移動を確実なものにする必要があります。

やはりテロリズムなどに対する規制が関係あるようです。Venmoの返答によると、Venmoはアメリカによる貿易制裁に反する取引、テロリズムや違法薬物などの関与により特別指定を受けた国、団体、個人との取引がないかのトラッキングも行なっているとのこと。

どうやら「idek」は「Islami Dawat-e-Kafela」というテロリスト集団として指定されているグループの名前の頭文字と一致してしまうのでチェックにひっかかるようです。

Venmo上で使えないワードは他にもいくつか知られており、「Syria」、「Ahmed」もひっかかるようです。国の特別指定リストは何万という個人、団体、会社を挙げていますのでこれ以外にも使えない言葉はたくさんあるのでしょう。アメリカでVenmoを使っている人達は、とりあえずこれらのワードは避けたほうが良いですね。

source: The Verge

Sophie Kleeman - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)