憧れの3Dプリントペンでまともな物を作りたい? ずばり、ロボットの手を借りよう

これで3Dプリントマスターになれる…!?

手に持つタイプの3Dプリントペンって大掛かりな3Dプリンターに比べればお手軽な代替品に見えますよね。でも実際それを使って3Dプリントの作品を作るとなると、熟練の技を習得するか、かなりハイレベルな芸術的感性が無いと難しいのが現実。この「Guided Hand」というロボットはその後者をお助けしてくれるもので、ロボットの腕がペンの動く先をコントロールしてより良い作品に仕上げてくれるというものです。

高性能の3Dプリンター同様、このGuided Handのシステムも元になる3Dモデルが必要になります。なので実際には、使う人のフリーハンドで描いた作品の出来を向上させてくれるというわけではありません。でも決まった型、例えば3Dプリントの代表的なモデルのスタンフォードバニーを作ってみたいとなれば、このロボットのアームがくれる様々なフィードバックが3Dプリントペンをどう動かせばいいかガイドしてくれますよ。具体的にどうガイドされるのかというと、ペンを動かせる範囲を制限されるんです。

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3Dプリントペンが3Dモデルを作り上げるのに適した範囲にあるときは、ペン先から柔らかいプラスチックのテクスチャーが押し出され、ロボットのアームも自由に動かせます。ただ、元になっているモデルの指定された範囲の外にはみ出そうとすると、とたんにロボットのアームに内蔵されたモーターがフォースフィードバックを与え、物理的にペンを動かせる範囲が制限されるのです。紙の上に定規を置き、その決められた枠の中にマーカーで殴り書きしている感じを想像するとわかりやすいかもしれません。マーカーが定規にぶつかると当然それ以上は進めませんよね。

それと同時に、このロボットのアームは3Dプリントペンがどこを通ったほうがいいのか、ということも優しく教えてくれます。もし作品の重要な部分を描き忘れてしまっていたり、アームが出すバイブレーションやフォースフィードバックを無視したりしてしまったら、ペン先から出されるプラスチックのテクスチャーを調整してくれるんです。アイシングでケーキのデコレーションをしているときに子どもがバンバンとテーブルの上を叩いていたら、ぜひこの機能を使いたいものですね。

作品の出来を良くしてくれるとはいえ、Guided Handのシステムにも限界はあります。いまだ大部分の3Dプリンターで、人が手描きで作品を作ることができない中、小型の物にすら何時間もかけて精密に仕上げる専用の3Dプリンターの作品と、Guided Handを使った作品の出来上がりはとてもじゃないけど比べ物になりません。

しかし、ちょっと別ジャンルの創造物に手を出してみたいと思っている人や、バーチャル世界にある型を模倣してみたいと思っている人には、ただ単に何か認識できるものを作れるというだけではなく、自らの作品に新しい要素を加えてくれるのではないでしょうか。

source: Guided Hand via IEEE Spectrum

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(SHIORI)