景気が悪いと地面に巨大な穴があいてしまう例(シカゴからお届けします)

景気が悪いと地面に巨大な穴があいてしまう例(シカゴからお届けします) 1

「周りに木でも植えて、隠しとけー」by関係者。

この底が見えない暗黒の穴、何か分かりますか? これはシカゴで10年にも渡って描かれた夢が砕かれた跡地なんです。

実はこの場所、西半球で最も高いビルが建てられるはずだったんですが、計画は頓挫。完成させられないまま穴だけがずっと放置されていたようです。この土地はシカゴの中でも人気のあるStreetervilleという地域にあるのですが、そのど真ん中に30m超の穴がぽっかりあいてるので地域の住民たちも怒っているわけですね。そのため今は穴の周りをもっこり盛り上げてそこに木を植え、穴が見えないように隠そうとしてるみたいです。

こちらの穴、深さは23m、幅は30mほど。2007年に着工されたものの2008年にはアメリカの住宅ブームが終わり、世界経済危機まで起こってしまい、穴を掘った段階で計画は停止。

しかし不動産市場は少しずつ復活し、2014年には開発業者であるShelbourneがまた計画を再開するかもしれないということで地元民たちに希望をもたせました。が、残念なことにただRelated Midwestという別の業者に事業が移転されただけでした。

この穴があるStreetervilleはシカゴの中心地にあり、ネイビー・ピアという観光客・地元民の両方に人気のスポットの近くでもあります。この穴の近くを通るたびに人々は「これさえ無ければなぁ...」と表情を曇らせているようです。

色んな活用案も出されているようですが、当分は住民たちはこの穴と共存することになりそうですね...。村上春樹がシカゴに住んでいたら1冊小説が書けそうなくらい存在感のある穴です。

image by Santiago Calatrava - Chicago Fordham Spire 停擺之工地

source: City Lab

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)