アメリカのニュートリノ計画「DUNE」、実験のモデル図に地球の断面図が使われててスケールの大きさが痺れる

これ地球内部に発射って言っていいよね?

シカゴ郊外にあるフェルミ国立加速器研究所は間もなく「DUNE(大深度地下ニュートリノ実験)」と呼ばれる実験を開始します。こちらのビデオでは(おそらく)非常に複雑な実験を実にわかりやすいアニメーションで説明してくれています。言っていることは分かりやすいんですが、規模が大きすぎて想像しようとすると頭が痛くなってきます。

DUNEではまず陽子を光の速さ近くまで加速させます。その想像を絶する速さの陽子のビームを準備されたターゲットにぶつけることで世界で最も強力なニュートリノのビームが作られるそうです。このビームを遠くのもうひとつの施設に向けて発射することで、2カ所でデータを集めることになっています。

どれくらい遠いかって?

1,300km離れたサウスダコタ州の研究施設です。

この遠さ、表現するためのアニメーションがうっかり地球の丸さも表現しててとっても壮大です。

アメリカのニュートリノ計画「DUNE」、実験のモデル図に地球の断面図が使われててスケールの大きさが痺れる 1

ニュートリノは移動しながら変化するので、2カ所で集めることでニュートリノが移動を通じてどう変化するのかを研究することができるというわけですね。しかもこのDUNEのニュートリノ探知機は地下1.5kmに作られ、7万トンの液体アルゴンで満たされているそう。世界最大のニュートリノ探知機となっています。

この探知機のスケールの大きさを説明するアニメーション、とってもわかりやすいけれどスケールが大きすぎて理解できないという不思議な現象を起こしてくれます。

アメリカのニュートリノ計画「DUNE」、実験のモデル図に地球の断面図が使われててスケールの大きさが痺れる 2

青い部分に液体が満たされていて、その角を切り取って拡大すると上の構造になっているんですが、そのさらに角に小さく人間が描かれています。

これが地下1.5kmに建造されていると...な、なるほど。宇宙で爆発する星からのニュートリノも探知できるので、ブラックホールや中性子星の誕生を探すこともできるとか。

2つの施設で集められたデータは全世界150の研究施設に所属する800人の科学者の間でシェアされ、分析されることになっています。何か画期的な発見につながると良いですね。

source: Small Particles, Big Science: The International LBNF/DUNE Project via YouTube

Bryan Menegus - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)