キング・オブ・3Dプリンター。複数の腕が同時に1つの巨大な物体を制作する3Dプリンター

もはや立派な工場ですよこれ。

どんどんと安価で小型な3Dプリンターが登場してきていますが、やはりプリントできる物のサイズには限界があります。何か大きい物を3Dプリンターを使って作ろうとするとまず小さな部品を作ってそれを組み立てないといけないわけですね。

しかしAutodeskもっと良いアプローチを開発中のようです。それは複数のプリント出力を使って、同時に巨大な物をプリントするという方法。こちらの動画はその方法を使って巨大なオブジェクトを印刷している様子です。

Project Escherと呼ばれるこのプロジェクト、3Dプリンターというよりはもう立派な製造ラインに近いですよね。しかも、複数で1つのつながった物を作っているのにはただただ感心です。複数の3Dプリンターが並列されているのではなく、ちゃんとスマートな頭脳によって全ての腕が制御されているんですね...。

さらにプリント出力がついたそれぞれの腕はモジュール式になっており、目的によって付け替えることもできるとのこと。4つの腕がプリントをしている間、5つ目の腕は既にプリントアウトされた部分のうち不必要なサポート構造部を取り除いていくことだってできるそうです。なんとロボット式ハンドの腕を装着することで物体の位置を変えたり、完成した物を台から取り出したりすることまでできるとか。...すごいですね。

将来的にはテーブルや椅子など家具のデザインのデータを購入すると、近所の3Dプリンター屋でプリントアウトして受け取りなんてことも可能になってくるんでしょうか...。

現時点ではまだまだAutodeskのリサーチ目的のためのプロジェクトだそうですが、これは3Dプリントの将来をますます広げてくれる研究ですね。

source: Project Escher via Make

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)