アナログシンセサイザーのいろんな波形を見て、聞いてみよう

OCS-2

正弦、三角、ノコギリ、パルス~。

アナログシンセサイザーはVCO(Voltage-controlled oscillator)という装置から音が出ます。その出た音に対してどのような加工をほどこしていくかで、さまざまな音色が作り出せるわけですが、一般的なのはVCF(Voltage-controlled filter)によるフィルター加工です。

では、フィルターをかけると音がどのように変化するのか? オシロスコープを使って実際に目視してみましょう。

こちらはchnryによる動画。

ツマミを上げていくにつれて音色がうねってくるのがわかります。同時に表示されている波形も複雑なかたちに。だんだんと高い音が聞こえてくるのは、高音部分の帯域が加工によって強調されているからです。

では、VCFではなくVCOをコントロールするとどんな風に音は変わるのでしょうか? なんだか理科の実験みたいになってきましたが、こんな風になります。

この実験で使用しているシンセサイザーは、2基のVCOを掛け合わせて音を出しており、動画ではそのうちの1つのVCOの波形形状を変えています。掛け合わされた音の波形が変化しているのとともに、音の質感も変わっているのがおわかりでしょう。

面白いのは、1:30~の三角波や1:45~のパルス波、3:00~のノコギリ波と呼ばれるかたちの波形で、これらはVCOの基本的な波形の一種。こうしたシンプルな形状の波形を組み合わせて、そこからフィルターでゴリゴリ加工し、最終的な音量調整をほどこすことで、オンリーワンなサウンドを作っていくわけです。

こういった音作りは減算方式と呼ばれ、これに対してゲームミュージックなどで幅広く使われているのがFM音源と呼ばれるものですが、話し出すと長いのでまたの機会に。とにもかくにも、シンセって面白い

なお、今回ご紹介した動画で使われているユーロラックシンセ「OCS-2」は現在完売中とのこと。興味を持った方は、販売ページからアナウンスが受け取れます

source: vimeo1, 2, OCS – One Chip Synthesizer

ヤマダユウス型