真面目なサイエンスの話。MIT、チョコのコーティングの厚みを数式化することに成功(動画あり)

完璧な厚みのチョコ・コーティングが可能にっ...!!

MITってほんといろんな研究が行なわれてますよね。Wi-Fiで壁の向こうを透視したり、7時間かけて水中で椅子を組み立てたり、教授自らスキンヘッドになって脳の部位を説明したりとユニークなアイディアを育てる文化があるのでしょう。

今回の実験の着眼点もなかなか面白いですよ。

チョコを使って、さまざまな菓子・デザートをコーティングする熟練のシェフからインスピレーションを受け、MITのエンジニアたちはチョコのような液体がボール状の固体の上に流されたときにどれくらいの厚みを作るのか数式化したそうです。

真面目なサイエンスの話。MIT、チョコのコーティングの厚みを数式化することに成功(動画あり) 1

異なる粘度のポリマーと、異なるサイズの型を使い、最終的にポリマーが作るコーティングの厚みのデータを集めることで導き出しました。

真面目なサイエンスの話。MIT、チョコのコーティングの厚みを数式化することに成功(動画あり) 2

彼らが集めたデータによると、厚みは簡単な数式で予測することができます。

{(ポリマーの粘度×型の半径)÷(ポリマーの硬化時間×ポリマーの密度×重力加速度)}の平方根

式から判断すると、粘度が高ければ高いほど、型が大きければ大きいほど厚みは増すということですね。でもポリマー(もしくはチョコレート)が固まるのに時間が長くかかる場合は薄くなると。

そう言われると納得な式です。

この成果、薬の錠剤を作るのに役に立つのではないかと考えられているそうです。成分が効果的に効くために必要なジェルの厚みをより正確にカスタマイズできるからです。

また飛行機やロケットの機体のデザイン設計にも活用できるかもしれないとか。こんなデータ何に使えるんだと思いましたが、予想以上に役立つ研究なんですね。

source: MIT News

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)