高層ビルに囲まれたNYセントラルパークの景観を蘇らせる方法

高層ビルに囲まれたNYセントラルパークの景観を蘇らせる方法 1

やっぱりニューヨークの未来は地下空間に広がりゆくのでしょうか。

マンハッタンの高層ビル群による景観悪化について数年以上懸念されるなか、なんとセントラルパークの標高を下げるという新たな提案が評価されています。

毎度、ラジカルな建築デザインの数々をお披露目してくれる建築雑誌eVoloが主催する「Skyscraper Competition」。2016年の優勝作品として選出されたのが、トップ画像でご覧いただいた「New York Horizon」のイメージです。

奇抜な建物のデザインの代わりにYitan Sun氏とJianshi Wu氏が提案したのは、セントラルパークの土地を地下30メートル(100フィート)ほど掘って高層ビル群から少し距離を置こうという構想。形は違えど同じニューヨークの街では地下公園ロウラインの開発だって進んでいることを踏まえると、この街ではある意味、旬のアイデア。

掘り下げたなかには岩場ロッククライミング用スペース泳げる湖を盛り込み、周囲を鏡のようなガラスで覆うことで自然の風景を反射させ、都市の中にいることをしばし忘れさせる、なんていう大胆なアイデアだって以下のイメージの通り描かれています。すぐ近くで地下鉄が通るとは思えない、都会のオアシス感がこちら。

高層ビルに囲まれたNYセントラルパークの景観を蘇らせる方法 2

ちなみにこのアイデアにはもっと現実的な面もあって、たとえば現在のセントラルパークにあるようなハイキング/トレッキング用スペースは確保すること、一方で公園内のゴミ/汚染問題は除去すること...などの事項もしっかり提案に組み込まれているのだとか。

時代をぐんと遡ればかつてのマンハッタン一帯が岩盤地帯であったことを踏まえると、この提案は不自然すぎずむしろ自然に回帰したものだという声もあるみたいですよ。セントラルパークの地下を掘って新たな空間をつくるなんていう一見すると突飛なアイデアも、未来の都市を先取る最先端の発想なのかもしれませんね。

image by Yitan Sun and Jianshi Wu via E-Volo

source: eVolo

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(Rina Fukazu)