モノクロ写真からカラー写真にするソフトウェア

モノクロ写真からカラー写真にするソフトウェア 1

モノクロの写真をカラーにしたい! 今すぐ!

そんな方にはカリフォルニア大学バークレー校の開発したコンピュータ・ビジョン・システム試すといいかもしれません。このシステムは、モノクロの画像に、人間にとっても自然な色合いをつけることができるんです。もっと正確に言えば、必ずしも「正しい色」を付けるわけではなく「あり得そうに見える色」をつけることができます。

このシステムでは、 「convolutional neural network」(畳み込みニューラルネットワーク)を用い、100万以上のカラー写真から学ぶことで色付けを可能にしています。カラー写真のどのような部分にどう色がついているのかを、データセットから学習するのです。そして、新たなモノクロ写真を見たときに、それらの部分部分を認識し、過去に見た写真を元にそこにどんな色が来るのかを判断します。

システムは完全に自動化されており、ユーザーはモノクロの画像を提供するだけで色を付けてくれるようになっています。その結果はなかなか凄いですよ。こちらは元々モノクロの、アメリカの写真家アンセル・アダムスさんの写真をカラーにしたもの

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そしてこちらはフランスの写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンさんのモノクロ写真のカラー化

モノクロ写真からカラー写真にするソフトウェア 3

いやーこれ凄いですよね。でもどれくらい凄いのでしょうか? それを調べるために、研究チームはカラーで撮影した写真をモノクロ化し、それをこのシステムでカラー化しました。そしてどちらが元のカラー画像でどちらがシステムにより色を付けられたものかを記さずに試験者たちに見せました。その結果、システムは試験の20%で人間に本物だと思わせることができたのです。これは同様の研究でこれまでに成し遂げられた「だまし率」よりもかなり高い率です。

それでも常に色付けが成功するわけではありません。これらの写真を見ると、軍隊のユニフォームやボトルの色合いは変な色になっています。

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モノクロ写真からカラー写真にするソフトウェア 5インプット / システム / 元の色

しかしシステムをこれらのサンプルで評価するのはアンフェアかもしれません。写真の色合いの可能性なんてとても幅広いですから、1番よくできてもっとみんなに「あり得そう」と思わせることができるシステムになる程度でしょうか。それでも全体的には正しい方向に向かっているように見えます。

自分でも試してみたいという方は実際に試すことも可能です。将来的に画像編集ソフトとかにこの機能が組み込まれる日が来ればうれしいですね。

source: Colorful Image Colorization via PetaPixel

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(abcxyz)