自動運転車、一番乗りは中国? インテル出身天才エンジニアが独立起業

自動運転車、一番乗りは中国? インテル出身天才エンジニアが独立起業 1

諸問題の解決となるか。

近い未来に実現するとみられている、自動運転車。たしかに乗り越えるべき壁は多く存在しますが、アメリカなどが慎重に進めている間に、もしかしたら中国がその一番乗りとなるかもしれません。

ニューヨーク・タイムズ紙が伝えたところによると、インテルの研究施設に16年間勤務していたGansha Wu氏が、この度自動運転に関するベンチャー「Uisee Technology」を起業。そこには、元グーグルのトップエンジニアも所属しているとのこと。

「彼のチームは、才能にあふれた選りすぐりの人材ばかりです」とは、元グーグル・チャイナの社長で、現在は台湾のベンチャー投資家、Kai-Fu Lee氏。「メカニックのエキスパートを大学から、コンピューターと機械学習の専門家はグーグルから引き抜きました。Wu氏の得意分野は半導体ですから、まさに自動運転車に最適化されたチームが完成したといえます」

自動運転車の世界で中国が先行すると思われる理由は、その他にもあります。中国は国内産業の発展という点において、政府の規制が比較的緩いこと。それに、すでに自動車産業がある成熟している先進国とは異なり、今後も市場の拡大が見込まれる同国では、その成長に合わせ、自動車から自動運転車への転換にも柔軟に対応できるのではないかと予想されるからです。

すでにアメリカを抜き、世界ナンバーワンの自動車市場である中国ですが、しかしそれでも「クルマ」を手に入れられるのは一部の富裕層のみ。広大な領土を持つ同国では、いまだ多くの人が生活の「足」を手に入れられない状態なのです。さらには、大気汚染の問題もあります。北京では、大気汚染の深刻化のため、街から自動車を削減しようという試みも行なわれています。

バイドゥ(百度)やYutong(鄭州宇通客車)などがすでに自動運転車の実験を進めている中国。Wu氏のUisee Technologyでは、来年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)でコンセプトカーを出展することを目標としているそうですよ。もしかしたら、数年以内に自動運転車が実現する、という可能性もあるかもしれません。

image by chungking / Shutterstock

source: New York Times

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)