グーグルに買収された東大発ベンチャー、膝なし2足歩行ロボットをお披露目

グーグルに買収された東大発ベンチャー、膝なし2足歩行ロボットをお披露目 1

膝なんて飾りです。

生活に浸透しつつあるロボットたち。その進化には目を見張るものがありますが、しかしその動きについては、人間のような2足歩行はまだ難しいのも事実です。世界の頭脳が集まる、DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)の大会だって、まだこんな感じなんですから。

それなら、と答えの1つとして提示されたのは、膝をなくすことでした。

4月8日、東京のホテルニューオータニにて、「NEST」というイベントが開催されました。新産業を牽引する多くのアントレプレナーが集まった場にて、まったく新しい形の2足歩行ロボットを発表したのは、2012年に東京大学の研究室からスピンアウトし、翌年にはグーグルに買収された日本企業「SCHAFT」です。

2足歩行で特に難しいといわれているのは、人間でいう「膝」などの関節部分の動き。しかしSCHAFTではその膝をあえて取り払うことで、ロボットの安定した歩行を実現しています。60kgの重りを持って階段を登ることもできるそうですよ。

実際に発表された際の動画は以下から。

まだ名前もつけられていないというこちらのロボット。詳細は不明ながら、従来のロボットより明らかにスリムな見た目からも、消費するエネルギーや開発にかかるコストの低減が予想されます。

買収された際、「日本の優秀なベンチャーが、グーグルにさらわれた」とまで表現されたSCHAFT。実際、国や大企業に支援を断られ続けたSCHAFTに対し、一目見て数百億円のオファーを出したのがグーグルだといわれています。以前、彼らが同様に買収したボストン・ダイナミクスを売却予定というニュースをお伝えしましたが、もしかしたら、それもSCHAFTがいるからなのかもしれません。

国内で誕生した素晴らしい才能が海外で活躍するのを見るのは、嬉しい半面、少し複雑な気持ちにもなりますね。

image by RakutenToday on Twitter

source: YouTube via IEEE Spectrumblogos

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)