28年の時をかけて姿を変えるウカヤリ川。大蛇のような姿が壮大です

川の流れ、内側と外側どっちが速いでしょう?

答えは外側

川を流れる水は内側よりも外側のほうが速いため、曲がりくねった川は外側がどんどんと削れていきます。そのため、カーブはどんどんと外に向かって膨らんでいくのですが、どこかでカーブ同士が合体し、また真っ直ぐなコースを作ることもあります。

上の GIF画像は地質学者であるZoltan Sylvesterさんが制作したもの。ペルーを流れるウカヤリ川を捉えた1985年から2013年までの28年間の衛星画像をアニメーションにしたものです。

1日眺める程度では全然気づかないですが、何十年というスパンで観測すれば、川はまるでのようにうねうねと動いているんですね...。

皆さんも理科の教科書で見たことがあるかもしれません。しかし今は2016年、グーグルさんのおかげで誰でも衛星画像を見られる時代です。こちらの画像もGoogle マップのAPIを使ったEarthExplorerという無料サービスを使って取得した画像から自作したとのこと。

EarthExplorerは登録がなかなか面倒くさいですが、Google Earth Engineのタイムラプスを使えば自分の近所の川の形の変遷も簡単にチェックできますよ。たとえば四万十川はウカヤリ川ほど変形していないようですね。

まぁ、日本の国土開発は荒れ狂う河川との戦いでもあったわけで、人工衛星が誕生する前まで時代を遡ることができれば形を変える河川がたくさん見られたのかもしれません。

アマゾンに位置するウカヤリ川は沿岸に市町村が発達しているわけでもなさそうなので、まさに制御されていない大蛇のようにうねっているということでしょうか。地質学的な観点から見ても面白いようで、Zoltanさんは次のように述べています。

これはウカヤリ川における光景ですが、neck cutoff(輪を描くように曲がりくねった水路が曲部でつながってしまうこと)とchute cutoff(蛇行している水路が、より効率的な直線水路によってつながること)の好例でもあります。まず画像の右側の急なカーブにおいてneck cutoffが起こり、その後すぐにneck cutoffの箇所の下流でchute cutoffが起きます。それによって新しく出来る川のコースはすでにある水路と一列につながります。

テクノロジーの進歩で、今の小学生たちは理科がすごく理解しやすくなっているのではないでしょうか。私の時もそんなテクノロジーがあればなぁ...。

image by Zoltan Sylvester

source: Hindered Settling

Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文

(塚本 紺)