ホワイトハウス、10年前のテクノロジーからようやく脱却。バイバイ白黒片面印刷プリンター

ホワイトハウス、10年前のテクノロジーからようやく脱却。バイバイ白黒片面印刷プリンター 1

おじいちゃんの家もこれよりマシだよ...。

たしかに、テクノロジーの進化って速すぎて追いつけないってのはあるんです。でもあのアメリカあのホワイトハウスが、これまでカラープリンターも無く、十年前の古いデスクトップ・コンピューターを使っていて、Wi-Fiも途切れ途切れで、iPhoneは使えなかったなんて信じられますか。

そんな状態にさすがに多くのスタッフが呆れていたようで、待ちに待ったテクノロジー刷新が行なわれたようです。ニューヨーク・タイムズがレポートしています。

そもそもなんでこれまでアップグレードが行なわれてこなかったというと、ホワイトハウスのインフラが複数の組織によって管理されていたからだそうです。何かを変えようとしたらすべての組織に承諾されないといけなかったんですね。セキュリティに慎重にならないといけないのはわかるものの、片面白黒印刷しかできなかったって...国の代表であるオフィスとしては問題アリだったわけです。

その複数の組織とは、国家安全保障会議、大統領行政府、シークレットサービス、ホワイトハウス通信庁の4つ。

名前を聞くだけで何か「変化は嫌いです!」って感じがしますね。勝手な想像ですが。

このホワイトハウスのリノベーションを率いたのがDavid Recordonさん。彼はフェイスブックのオフィスのテクノロジーを計画した人もであります。去年ホワイトハウスに雇われてからRocordonさんはどんどんと古いテクノロジーを破棄し、新しいテクノロジーを導入してきたということです。彼の本気具合、破棄されたイーサネットケーブルの量から伝わってきます。ニューヨーク・タイムズによると、その重さなんと6,000キロ弱

6トンのイーサネット・ケーブルですよ。

今ではホワイトハウスにはカラープリンターに加えて「SSDドライブに最新のプロセッサを備えた新しいコンピューター」、新しい電話システムが導入されたとのこと。またスタッフはiPhoneがようやく使えるようになったみたいです。オバマ大統領はまだ彼専用の特別なBlackBerryを使っているようですが。Wi-Fiもアップグレードされたことでライブストリーミングができるようになったそうですが...これまでできなかったの?とそれまでのテクノロジーの遅れ具合に驚かざるを得ません。

もちろん、セキュリティも強化されているそうです。訪問客を管理する新しいソフトウェアに、パスワードではなくチップカードを使ったスタッフの出入り管理などが導入されました。

ニューヨーク・タイムズではより詳しいリノベーション内容が述べられています。大統領専用機エアフォース・ワンにブロードバンド回線を導入しようとしたスタッフの苦労など、面白い体験談も含まれています。

セキュリティの問題だったのか、官僚組織の複雑さが問題だったのか、なぜここまで遅れてしまったのか不思議ですが、ようやくアップグレードされてよかったですね。

image by Rena Schild / Shutterstock.com

source: New York Times

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)