1600年の時を超え、ローマの沈没船から手つかずのお宝が発見される

1600年の時を超え、ローマの沈没船から手つかずのお宝が発見される 1

1600年以上前、彫刻像やブロンズ製のランプ、そしてコインもたんまりと積んだローマの船が海に消えました。最近ダイバーのグループがこの遠い昔に沈没した船を発見、そこにあったのは驚くべきものでした。

ふたりのダイバーたちがイスラエルの地中海側にあるカイサリア国立公園近くの水辺に旅に出たのがそもそもの始まり。沈没船を見つけたダイバーたちはイスラエル考古学庁(IAA)に報告、IAAは現地に赴き数週間をかけて沈没船から保存状態の良い品々を運び出しました。

1600年の時を超え、ローマの沈没船から手つかずのお宝が発見される 2

ソルとルナのブロンズ像(Image: Clara Amit/The Israel Antiquities Authority)

今回の発見の中でもひときわ輝くのは、人間大の大きさに作られた神々のブロンズ像の数々でしょう。イノシシが白鳥を頭に掲げたブロンズ製の蛇口や、23kgほどの一つの塊へと姿を変えた古代のコインなども見つかっています。

発見されたもののいくらかは、船の沈没理由を解き明かすヒントとなりました。沈没船の残骸から、木製や鉄製のアンカー類を調べてみたところ、研究者はこの船が嵐に遭い、海の中を船が漂っていかないようにと船員がアンカーを降ろしたと結論付けています。しかし結局嵐は強すぎ、アンカーは壊れ、この船は波と水に飲まれていったのです。

1600年の時を超え、ローマの沈没船から手つかずのお宝が発見される 3

固まったローマの貨幣(Image: Clara Amit/The Israel Antiquities Authority)

これは過去30年間に海で発見された人工物の中でも最大のものですが、今回の発見の一番の価値は、その積み荷の保存状態の良さにありました。砂がかぶさり保存コーティングの役割を果たし、中にあった歴史的な宝を守ってくれたのです。

博物館などで見る大昔の彫刻などは、レプリカ品であったり、作られてから何百年と経つうちに形が変わってしまったものが多いです。また、コインだってもともとのコインが溶かされて、新たに刻印をつけられたものが多いです。一方今回発見された宝の山は、船が沈没してから、まったく手をつけられていない状態です。戻ることのできない大昔を、当時のまま垣間見ることのできる貴重な品々となるでしょう。

1600年の時を超え、ローマの沈没船から手つかずのお宝が発見される 4

1600年の時を超え、ローマの沈没船から手つかずのお宝が発見される 5

1600年の時を超え、ローマの沈没船から手つかずのお宝が発見される 6

Image: Assaf Peretz/The Marine Archaeology Unit of the Israel Antiquities Authority

source: Israel Ministry of Foreign Affairs

Ria Misra - Gizmodo US[原文

(abcxyz)