2020年東京五輪の誘致に裏金疑惑が勃発。IOCが調査中

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誘致前から試合(ゲーム)は始まっていたんでしょうか…?

2020年の東京五輪招致委員会側から、国際五輪委員会(IOC)側に130万ユーロ(約1億6100万円)が渡っていたとThe Guardianが報じました。

同紙はこれを、2020年五輪開催地選出の際に、東京を選ぶよう便宜を計ってもらうために送られた闇献金である可能性が極めて高いと指摘しています。もし事実なら、新国立競技場のいざこざや、エンブレムデザインの盗作問題に続き、東京五輪は開始前からスキャンダルまみれってことに…。

問題の中心にいるのはラミーヌ・ディアックという人物で、現在フランス警察の監視下にあり、出国を禁じられています。彼はセネガルの元陸上選手でIOC委員、1999年〜2015年まで国際陸上競技連盟(IAAF)の会長も務めていました。

スポーツ界では国際的に大きな影響力を持っていたんですが、ダークな疑惑もちらほら。2011年にスポーツマーケティング企業ISLからの収賄容疑でIOCから警告を受けています。さらに2015年にはドーピング違反を取り締まる医師と共謀しての収賄やマネーロンダリングの疑いでフランス警察から調査を受けていますが、ほどなくしてなぜか保釈

今回のお金の流れとしては、シンガポールの秘密口座に東京五輪の招致委員会(もしくは代理人)から130万ユーロが支払われています。五輪開催地が東京に決まったのは2013年9月ですが、お金が動いた時期と一致します。

この口座の持ち主が電通スポーツの代理人とされるIan Tan Tong Hanという人物。そこからディアックの息子で父親が会長をしていたIAAFのコンサルタントをしているパパ・マッサタ・ディアック(息子でパパって紛らわしいですけど、そういう名前なので仕方ありません)にお金が渡ったとのこと。そして息子から父親に…というわけですね。ちなみにパパ・マッサタ・ディアックは、2015年のドーピング絡みの収賄に関与していると言われている人物でもあります。

Guardianからの取材に対し、電通のスポークスマンは「そのような闇献金の事実は知りませんし、Ian Tan Tong Hanという人物と契約をしたという事実もありません」とコメントしています。IOCはこの報道が事実なのか調査中とのこと。

また、菅義偉官房長官は「あくまでも東京五輪はクリーンな形で招致しました。フランスから要請を受ければ対応しますが、特に私たちの方からIOCに対して調査を行う予定はありません」とコメントしています。ふーん…。

Image by Kalenik Hanna / sutterstock

source: The Guardian, AFPBB News, Reuters

(高橋ミレイ)