恐竜にはくちびるがあった!?

恐竜にはくちびるがあった!? 1

まさか、かわいらしい感じのリップじゃないですよね?

恐竜が登場する映画はよく「それは科学的にありえない!」と指摘されちゃうことがよくあります。そしてまた、今までの映画は「間違い」と言われてしまうような新しい可能性が出てきました。トロント大学の古生物学者が、どうやら恐竜には口唇があったと言っているそうです。

Robert Reiszさんが先週、カナダの脊椎動物に関する古生物学会で発表したところによると、ティラノサウルスなどの恐竜は、よくガーっと歯をむき出しにしている様子が描かれることが多いですが、どうも実際はちょっと違ったみたいです。

Reiszさんは現代の爬虫類を例にあげて説明。爬虫類の歯には、歯を守るための薄いエナメル層があります。唇は歯を守ったり湿った状態を保ったりするためにあるので、クロコダイルのような水の中で生活する爬虫類には必要ありません。でもオオトカゲのような陸上で生活する爬虫類には、歯を守る為に唇が必要なのです。なのでティラノサウルスにも唇があったと考えるのが自然ではないかということですね。

でも、私たちが想像するようなぷっくりした口唇ではありませんよ。薄い皮で、うろこのある唇だったんじゃないかとReiszさんは話しています。また、「現代のポップカルチャーでは、恐竜といえばどう猛なイメージですが実際はそうでもなかったと思いますよ」とも語っています。

映画の映像がどんどんクリアーで精密になってきているので、これからはちゃんと唇があって、歯をそんなにむき出しにしない優しめの恐竜が描かれるようになるかもしれないですね。

image: Flickr

source: University of Toronto

Carli Velocci - Gizmodo US[原文

(リョウコ)