親しい友人は5人までという調査結果。5人もいねーよ、という人手あーげて

親しい友人は5人までという調査結果。5人もいねーよ、という人手あーげて 1

私の心の声「あと4人見つけなきゃ...」

ダンバー数の法則って聞いたことありますか? イギリスの人類学者ロビン・ダンバーが発表したもので、人間の脳の大きさから、「安定した関係を築けるのは100人から230人が限界(平均150人)」と述べるものです。

現生人類のホモ・サピエンスが現れたのは25万年ほど前。その時代の狩猟採集グループから現代の会社内の部局サイズに至るまで、一人ひとりを認知でき、ちゃんとした関係性を築けるのに適したグループの最大のサイズは平均150人であるということ。それ以上になるとより厳しいルールや法律が必要になってくるそうです。

なかなか実感しやすい数字と内容からいろんな場面で語られるこの「150人の法則」ですが、後にダンバーは個人が認知できるこの150人のグループの中は玉ねぎのようにいくつかのがあると述べています。典型的な例としてはまずとても親しい5人程度のコアな関係があり、それから少し親しさが薄れた10人、さらに親しさが薄くなると35人程度、そしてその外側に100人が存在していると。

そしてダンバーは研究チームと一緒にさらなる調査結果を発表、それは彼の主張を裏付ける結果となっています。

この調査、ヨーロッパの3500万人の通話記録に基づいて行なわれました。その通話本数なんと60億回。統計サンプルとしては十分じゃないでしょうか。

もちろんどんな人の、どの通話記録を参照するかという点も吟味されています。セールスの電話などもたくさんありますからね。お互いにかけあっているデータだけを使うことでなるべくビジネスの電話などを取り除いたそうです。また、少なくとも異なる100人に電話をかけた人の通話記録だけをデータとして使ったとのこと。100人...それは結構難しそうです。

そうやってフィルターにかけられて残ったデータを分類し、2人の人物の間でどれだけ頻繁に通話が行なわれるかを調べました。これによって友人関係が本当に親しさごとに層をなしているのか検証したとのこと。たくさんお互いに電話をかけていれば、かけない人よりも親しい仲だろうということですね。一理あります。

その結果、ダンバーの法則に非常に似た結果が確認されたそうです。一番コアな層に属するのは平均4.1人、次が6.9人、それから18.8人、そして最後に99.1人と、層を形成して分布していることがわかりました。研究結果はarXivに発表されました。

ダンバーが提唱していた数よりも少なくなったことを研究チームは認めたものの、通話記録には残らない重要な友人関係が存在していることを指摘しています。電話しないけどよく会う友人っていますからね。

この調査は2007年に行なわれたものなので、人々がFacebookやLINEで連絡をとりあう前の話です。なので通話記録は今よりも交友関係を正確に表わしていたのではないでしょうか。SNSの登場で人間の交友関係のサイズや親密さがどう変わっているのかも気になるところではありますが、それはまた別の研究ですね。

いやー面白い研究です。よく連絡を取る親しい友人って4.1人もいるかなーって自分について考えてみたんですが、ちょっと寂しくなってきたんで考えるのを止めました。頑張れば4人はキープできっから、って言われてる気がしますね...が、頑張るよ。

image: ShutterStock

source: arXiv via Technology Review

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)