7100万年前の生物の化石が南極で発掘

7100万年前の生物の化石が南極で発掘 1

化石って、無性に太古の時代への想像をかきたてられますよね。

今年の始めに南極で行なわれた調査で、クイーンズランド大学の科学者たちが、およそ1tにものぼる化石を発掘しました。しかもそのうちのいくつかは、白亜紀の時代までさかのぼる物だとか。

12名の科学者で構成されたチームの報告によると、今回の化石発掘は、南極半島の近くに位置するジェイムズ・ロス島にて行なわれたもので、少なくとも7100万年前までさかのぼる時代の海洋生物と恐竜の化石が混在して発掘されたそうです。

7100万年前の生物の化石が南極で発掘 2

クイーンズランド大学のSteve Salisbury博士がプレスリリースの中で次のように語っています。

我々はプレシオサウルスやモササウルスなど、多くの海洋爬虫類の遺骨を発掘しました。私たちが重点的に調査を進めていた岩は恐竜時代の終わり頃からのものだったので、今回発掘された化石のほとんどが7100万年前から6700万年前のものということになります。

7100万年前の生物の化石が南極で発掘 3

この調査の後、チームは南米に移動し、今はチリで新たな調査を行なっているところです。一方、化石はさらなる研究のためカーネギー自然史博物館に移送される予定とのことです。科学者たちは、今後1、2年かけて行なわれるであろう今回の化石研究から、ものすごい大発見があるとは思っていません。しかし、その生物たちが実際に生存していたと思われる時代の環境がいったいどういうものだったか、それに関する新たな知識が得られることを期待しています。そしてその研究の間に、Salisbury博士はこの調査自体が、他の歴史を調査し、発掘にあたっている人々のいい刺激になればと思っているそうです。

「何を発見したか、何を発見しなかったかということよりも、我々が実際にその場所に行って調査を行なったということが重要なのです」とSalisbury博士は語っています。「もし今回の調査が、化石発掘に関わる人々に影響を与えることができれば、そんな嬉しいことはありません」

source: University of Queensland, Australia , Smithsonian

Carli Velocci - Gizmodo US[原文

(SHIORI)