日本のメーカーにもチャンス? Googleが自動運転車の市販はFiatに決まったのではないと説明

日本のメーカーにもチャンス? Googleが自動運転車の市販はFiatに決まったのではないと説明 1

日本車ベースになる可能性はまだまだある…。

今月のはじめにFiat Chrysler Automobiles(FCA)との正式提携が発表され、これまで独自にテストを重ねてきたGoogleの自動運転車が実際に自動車メーカーの車としてかたちが整うことになりました。そのベースには、ミニバンの「Pacifica」で決定したとの報道まで流れていました。

このほどワシントンで開催されたエネルギー関連のカンファレンスにて、Googleで自動運転車の開発チームを率いるJohn Krafcik氏はこの件について語りました。彼の話では、Googleの見解は報道とは少し異なるようで、ネタ元のVentureBeatReutersのインタビューからこのように抜粋しています。

これは単にFiat ChryslerとGoogleが、いっしょに100台の車を生産するということにすぎない。ほかの多くの自動車メーカーとも、引き続き交渉を進めている。(自動運転にかかわる)技術の概要や、ともに解決を要する問題について、Googleはオープンな姿勢を保ってきたし、今後も問題解決には多数のパートナーシップが必要となる。

Krafcik氏は、あくまでもFiat Chryslerとは100台限定でテストカーを製造することに合意しただけで、自動運転車仕様のPacificaがそのまま市販される流れになったわけではないことを明言しています。

Fiat ChryslerのSergio Marchionne CEOも、今回のGoogleとの提携は、テストカーに関するものにとどまり、その後の自動運転車の量産についてはなんら合意にいたっていないことを認めていますよ。もちろん、Fiat ChryslerとしてはそのままPacificaの自動運転車モデルを市販するような展開になってほしいとの願いも表明されてはいます。しかし今回の提携だけではGoogleから自動運転技術に関連した特許技術の提供を受けることはできず、現段階ではFiat Chryslerが自動運転車を発売する土台は整っていないようです。

とはいえ、GoogleがPacificaを選んだことから、明らかにミニバンでの自動運転車発売を目指している点だけは確実視されていますね。同インタビューでKrafcik氏は、Pacificaによるテスト走行を進めたあと、可能な限り早く一般販売の段階へ進みたいと明言。Googleと提携したいミニバンメーカーは、急いだほうがよいことだけは確かでしょうかね~。

source: Reuters via VentureBeat

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)