Android Pay、ロンドン地下鉄に進出

ロンドンでも、ピッと。

スマートフォンを電車の改札でピッとする光景は、日本の大都市ではもはや当たり前になっていますが、海外では今まさに普及しつつあるところです。今回のGoogle I/Oでは、イギリスでのAndroid Pay提供開始と併せ、ロンドンの地下鉄でAndroid Payが使えるようになることが発表されました。

ロンドン地下鉄ではNFC決済が比較的普及していて、Apple PayやSamsung Payはすでに使えるようになっています。

Android Pay、ロンドン地下鉄に進出 1

Google I/OのデモではTransport for London(TfL)の改札がステージに登場し、Googleの製品開発シニアディレクターPali Bhatさんがスマートフォンをタップして改札から出入りして見せました。

スマートフォンで改札が通れれば、専用のカードを持ち歩いたり探したりお金を補充したりするめんどくささがなくなる、というメリットは明らかです。でもロンドンの地下鉄の場合は、ユーザーのお財布的にも大事なメリットがあります。ロンドンの地下鉄料金は行き先によって変わるんですが、改札を出るときにカードをタップし忘れると、最大の料金(8.9ポンド≒約1400円!)が引き落とされてしまいます。でもAndroid Payを使えば、リモートで処理してくれるので、本来払うべき料金だけで済むんです。

Android Pay、ロンドン地下鉄に進出 2

モバイル決済はいつかユニバーサルになって、旅行先でも電車のチケットの買い方を調べる必要がなくなるんでしょうね。そうなれば、世界のどこに行っても公共交通で手軽な移動がしやすくなるはずです。米国でも、アメリカ公共交通協会が各地の交通機関に対しNFC決済への切り替えを呼びかけていて、ロサンゼルスなどでは非接触式改札がすでに導入されています。

でも米国で一番進んでそうなニューヨークでは、まだまだ接触式カードです。ニューヨーク地下鉄を運営するMTAは、モバイル決済導入は少なくともあと5年は無理だと言っていました。だからたとえ大統領候補でも(というか普段乗ってないから?)こういうことが起きてしまうのですよ…。

この一件のおかげで、逆にモバイル決済普及が進んだりして。

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(miho)