ピークからアップル株で損した人の金額を合わせると26.4兆円、エンロンの4倍

ピークからアップル株で損した人の金額を合わせると26.4兆円、エンロンの4倍 1

2013年からずっとアップル株安い~と旗振り役を務めてきたアクティビスト投資家カール・アイカーンが2月に全株売ってたことを4月末にCNBCの生番組で発表し、下がりに下がったアップル株。

2015年2月のピークから数えて、市場の泡と消えた投資家のお金はなんと総額2400億ドル(約26.4兆円)で、かつてIT革命の寵児としてウォール街に愛されたエネルギーとITビジネスの企業エンロンをいつの間にか抜いちまってることが、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの調べでわかりました!

ハーバード・ビジネス・スクールの教授2人によると、エンロンは2000年末のピーク時で時価総額600億ドル(約6.6兆円)だったので、ざっとその4倍に当たります。もちろん米史上6番目の大型倒産と消えたガチバブルのエンロンと、現金と有価証券を併せて2330億ドル(約25.6兆円)手元にあるアップルを比べるのはフェアじゃないですけどね。

全体で見回した場合、2400億ドル(約26.4兆円)のロスはS&P500社で史上4番目とのことです。以下はこの話を伝えたUSA TODAYがまとめたワースト5。

1. シスコ:4190億ドル(約46.1兆円)減 ←2000年ドットコムバブル絶頂期から数えて

2. インテル: 3549億ドル(約39兆円)減

3. GE:3241億ドル(約35.7兆円)減

4. アップル:2400億ドル(約26.4兆円)減

5. マイクロソフト: 2114億ドル(約23.3兆円)

*数値は日中最高値ベース。

アップル株が昨年3月にあのAT&Tと入れ替わってダウ平均構成銘柄になったときには「これでダウ延命だね!」な~んて書かれてたんですが、蓋を開けてみればアップル株は26%急落、席を譲ったAT&Tは16%急増で、ダウは昨年3月の選手交代から2%下がって、そのロスの約4分の1はアップル株の落ち込みによるもの…。アップル株は今となってはダウを下げてる重い錨なのだとか。先のことはわからないものだ…。

ちなみにアイカーンがポジションを解消した理由は、「中国がヤバイから」。iTunesの書籍・動画配信が4月に中国国内でサービス停止になり先行きを悲観した、とCNBCには語ってます。

まあ、手放したのは2月で、手放したことを発表したのは4月28日。売上高が前年同期比13%減の506億ドル(約5兆6300億円)で13年ぶりの減収となって、「アップル終わった」と騒がれた今年1-3月期の決算発表が26日なので、その2日後ですけどね。中国は今のアップル総売上げの約4分の1を占めますもんね。

アイカーンが売ったのは同社株の1%近く(昨年末段階で4580万株48億ドル相当)です。そのアイカーンが売った後に、10億ドルをポンとはたいてアップル株を買ったのがウォーレン・バフェット(の会社)で、981万株買ってます。ほんで、今月アップルが10億ドルをポンとはたいて投資したのが中国の滴滴。まるでバフェットマネーがそのまま滴滴に流れたようなタイミングだったりします。

image: CNBC

source: USA Today

(satomi)