ティム・クックCEO「Appleの業績は依然好調だ」と主張

ティム・クックCEO「Appleの業績は依然好調だ」と主張 1

Appleの四半期決算が、過去13年ではじめて減益となったのは先日のこと。誰もが「ついにAppleも減速か」と感じましたが、ティム・クックCEOの意見は異なるようです。

CNBCのインタビューに応えたクックCEOは、前年と比較した割合より、依然Appleが100億ドル(約1兆円)という大きな純利益を達成している点に注目すべきだとし、同社の経営は好調であると主張しました。

我々の純利益は、依然他の企業より優れている。たしかに市場の期待には応えられなかったかもしれないが、悪い四半期だったとは思えない。昨年を下回ったとはいえ、一昨年よりはまだいい数字なのだから。

Appleの決算の中でも、iPhoneの不調は特に目を引きます。これは、スマートフォン市場がすでに飽和状態となった証かもしれません。多くの利益をiPhoneの売上から得ている同社にとって、それはよい兆候とはいえないでしょう。クックCEOもそれを認めたかのように、新興市場こそが成長の鍵だと発言しました。

世界的にみればスマートフォンの普及率はまだ4割程度であり、成長の余地は十分残っています。インドのように、多くの人口を抱えているのにブロードバンド通信の普及が進んでいない国はその典型です。それに、iPhoneは毎年進化しており、ユーザーの買い替えへのモチベーションとなっています。

またクックCEOは、Apple Watchについても言及。決して失敗作などではないと主張しました。

iPodを発表した時、誰もが失敗作だと言いました。iPhoneも同じです。物理キーボードがない携帯電話なんて誰も望まないと。しかし結果はご存知の通りですよね。Apple Watchも同じです。数年後には、誰もがApple Watchを手放せなくなる未来が来ることでしょう。

一方でクックCEOは、欧米でのiPhone市場はすでに飽和状態であり、今後その売上は横ばい、または下がっていく可能性もあることを認め、新興市場へのシフトチェンジを明確にしました。

その上で、アメリカなどの市場には新商品を提供すると発言。今回はApple Watchのみ言及しましたが、もしかしたら「次の一手」は、VRやApple Carなんてこともあるのかもしれませんね。

image by CNBC

source: CNBC via 9to5Mac

Chris Mills - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)