Googleがギガピクセルの「Art Camera」で、美術品の記録を後世に残す

Googleがギガピクセルの「Art Camera」で、美術品の記録を後世に残す 1

いつか、世界中の美術品が見られるかな?

世界中の美しい絵画は教科書や資料集で見ることができますが、やはり実物を見るのとは差があります。顔料の凹凸や細かいタッチなど、印刷した本の上ではなかなか表現しきれません。しかしGoogleはより高品質な美術品の記録を残すため、専用カメラ「Art Camera」の利用を開始しました。

Art Cameraはギガピクセル単位での記録を可能とする専用カメラです。今時のデジカメは1000万画素前後、高価なものでも5000万画素程度なので、このカメラによって作成される画像がいかに高精細なのかがわかりますね。

そして、撮影された高画質な画像はGoogle Cultural Instituteというウェブサイトにて公開されています。同サイトでは古典からモダンアート、そして中国の美術品などが閲覧できるのですが、ダブルクリックやスワイプ操作でキャンバス地の目まで拡大できる高画質なアートギャラリーは必見ですよ!

Googleがギガピクセルの「Art Camera」で、美術品の記録を後世に残す 2

このArt Cameraではロボット制御で絵画を至近距離から何百枚も撮影し、それをつなぎ合わせることで高精細な画像を作成します。またレーザーやソナーシステムを利用することで、正確なフォーカスでの画像撮影を可能にしています。

Google Cultural Instituteの目的は絵画の素晴らしさをインターネット上で世に広めるだけでなく、高精細な絵画データを次世代へ残すというものもあります。絵画は年月を経るにつれ、どうしても色あせたりして劣化しますからね。絵画が美しいうちに記録を残す働きは、いつか必ず後世で役立つはずです。

source: Slash Gear

(塚本直樹)