Google、自動運転のテスト車としてFiat Chryslerと正式提携

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そのうち自動運転のJeepとか出るかな。

Tesla Motorsや中国のBaidu(百度)と同様、自動運転車の開発に取り組んでいるGoogle。これまでテストとして使われていた車体は、トヨタ自動車のLexusなどを独自にカスタマイズしたものでしたが、この度、Fiat Chrysler社と正式に提携。Pacificaというミニバンを使うことが決まりました。

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Googleの発表は以下。

Fiat Chrysler Automobiles(FCA)社との提携は、我々が自動車メーカーと協業するはじめての事例となります。FCAのミニバンは、我々の自動運転システム、ソフトウェア、それに周囲を確認するセンサなどの設置、インストールが非常に容易でした。特にミニバンは、従来我々が使用していた車体より大きくなるため、より実践的なテストが行なえるものと考えています。

今回、Fiat Chrysler社は100台のミニバンを提供。今年の末までには、Google本社があるマウンテン・ビューをはじめ、オースティン、フェニックス、カークランド、ワシントンなどでの路上テストを予定しているとのこと。

ミニバンを選んだ理由には、Googleが自動運転車を推進したい隠れた理由がかいま見えます。それは、何らかの理由で車を運転できない人たち、たとえば目や耳、体が不自由な人々も車を活用できるようになる社会の実現です。ミニバンであれば、車椅子などの乗降も容易にできることでしょう。

もう1つ、定員数が多い車であれば、公共の乗り物として活用することで、渋滞解消や交通費の削減などが見込まれます。イーロン・マスクが自動運転バスを実現しようというのもこれが理由です。

アメリカの自動車メーカーとテック企業の提携という意味では、今年1月にCESで発表されたGMとLyft(Uberのライバル企業)以来となる今回。先月には、これら企業と、Ford、Volvo、Uberなどが、自動運転車の推進に向けての規制緩和を目指す団体を設立するなどの動きも出ています。いよいよ自動運転社会の実現が間近に迫ってきそうですね。

image by Jocelyn on Flickr,Darren Brode / Shutterstock.com

source: Google

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)