スマホのGPS情報、本人への通知なしで警察が利用できるように(追記あり)

スマホのGPS情報、本人への通知なしで警察が利用できるように(追記あり) 1

今や当たり前のように搭載されている、スマホのGPS機能。しかしそこから位置情報が、知らない間に誰かに見られていたら…。

朝日新聞 Digitalの報道によると、今後は、捜査に必要と判断されれば、本人に通知されることなく警察がGPSの位置情報を取得できるようになるとのことです。

対象は、今年の夏以降に発売されるAndroid端末の一部。iPhoneはキャリアが位置情報を取得できないため対象外とのこと。

これには、昨年総務省が改定した、個人情報保護ガイドラインの影響があるそうです。

アメリカで、FBIとAppleが情報の開示を巡って裁判沙汰にまでなったのは最近のことです。このときFBIは、殺人事件の容疑者のiPhone情報を開示するようAppleに迫りましたが、同社は「例外を認めることはできない」として突っぱねました。

もちろん、犯罪捜査に役立ち、その抑制にも大きな効果をもたらすことは期待されますが、自分がいつどこにいたのかという極めてプライバシーの高い情報を誰かが知る可能性があるというのは、違和感があるのも確かです。

追記(17日13:10): 「これから日本では、特に犯罪の嫌疑もかかっていない、スマホを持つすべての人の位置情報が当局に握られるといった状況になるのかもしれません」との記載がありましたが、こちらは誤解を招く表現でした。捜査機関が本人通知なしで位置情報を取得する際でも、裁判所の令状の取得は必要です。お詫びして訂正いたします。

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source: 朝日新聞 Digital

(渡邊徹則)