博物館をひたすら早歩きで突き抜けるアナタへ。ホログラムディスプレイの降臨を待ちましょう

博物館、嫌いですか?

正直いうと私もそんなに好きじゃないんです。友人と海外旅行に行くといつも有名な美術館に連れて行かれるんですが、教養も忍耐力もない私はスタスタスターと出口まで最短距離で歩ききってしまうようなダメ観光客なんです。

絵画や彫刻はまだいいんですが工芸品コーナーに入った途端に目が死んだ魚のようになり、まるで出口でトイレットペーパーの安売りをやっているかのような勢いで早足になっちゃうんです。

事前に色々と展示について勉強する気力もないわ、作品の横に書いてある細かい字を読む気にもならないわでもう「スミソニアン? あ、行った行った。大したことなかったよー(私の教養が)」というためだけに入場料を払っているような奴なんです。

しかし、そんな私の博物館ライフに革命が起きるんじゃないか、そう思わせてくれるのがColliderCaseが製作したホログラムのアニメーションを映し出す透明ケース。

本物の展示品の上に、横に、と説明や使い方が表示されるというナイスな代物。しかもアニメーションなので工芸品もどのように使われてたか、実物を使ってデモンストレーションしてくれるというわけです。

たとえばこちらのビデオで紹介されている六分儀。ただ単にガラスケースに入って展示されてるだけだったら私はもう脇目もふらずに早足通過だと思うんです。

なんなら「道の真ん中に置きやがって邪魔だな」と文句いっちゃうくらいかもしれません。でもこの六分儀を横から覗き込んでいる女の子が表示されて、下のノズルの部分がピロロピロロロと動いているのを見たら「え、これなに、これなんなの、これ」と足を止めると思うんです。

こんなタペストリーも、普通だったらパッと見て「かわいいね」とコメントして去っちゃうところ。でもタペストリー上に印が表示されて「ほら、ここの模様がすごい貴重なんですよ」とか「ここに◯◯って書いてあるんですよ」って説明されたら、「へーそうなんだ」と単なる見た目以上のことに感心できますよね。

作品の古さや技法によっては、触ることはおろか光を当てるのにも気をつけないといけないものがたくさんあります。ColliderCaseの場合、ケースがディスプレイになっているので作品自体には直接ライトは当たらないわけです。作品上に説明が表示されるので、わざわざ近くに行って小さい字を読むこともしなくていいのです。

最近は美術館に行っても子どもたちは作品ではなくてタブレットやスマホに夢中だったりしますが、こんな風に作品上にホログラムのアニメーションが浮かべば自然と興味を持ってくれると思います。「ママー早く帰ろー」が「これ、六分儀っていうんだって。角度が図れるんだって」になるかもしれません。

私はこれ、すべての博物館で導入してほしい画期的なプロダクトだと思うんですが、どうでしょうか。

博物館をひたすら早歩きで突き抜けるアナタへ。ホログラムディスプレイの降臨を待ちましょう 1

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博物館をひたすら早歩きで突き抜けるアナタへ。ホログラムディスプレイの降臨を待ちましょう 3

source: ColliderCase

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)