こちらの1919年に考案された遊園地アトラクション、ぜひ実現していただきたい

こちらの1919年に考案された遊園地アトラクション、ぜひ実現していただきたい 1

アトラクション名「ハイパーループ」(命名:私)

新発売のお菓子やレストランのメニューで「なぜこれにGoサインを出した?」と問い詰めたくなるものってありますよね。いったい開発ミーティングでどんな議論が行なわれたんだろうか、覗いてみたくなるものって結構たくさん存在します。ということは開発ミーティングでNGになったアイデアってきっと無限にあるんだと思うんです。

遊園地のアトラクションの開発ミーティングでそれを想像してみてください。...すごいカオスな気がしませんか?そんな想像を確信にして変えてくれるのが1919年に提案されたこちらの遊園地アトラクション案。

「これすっげー怖くないですか?」、「これ...お客さん、死んじゃうよね?

といった会話が目に浮かびます。

ニューヨークの2人の発明家によって考案されたこのアトラクション、カプセルの中に作られた可動式のシートに乗客が固定され大砲のように宙に発射されるというもの。発想が自由です。

発射されたカプセルは高さ30mの巨大なマティーニ・グラスの中に着水、ウォータースライドを滑り降りて無事に下のプールに到着...というデザインになっています。

カプセル内部の様子を拡大して見てみましょう。

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右端の1から4まで数字がつけられたイラストを見ると分かりますが、イスは可動式なのでカプセルが角度を変えても乗客の視線が変わらないんですね。もし実現したらすぐにGoProがビデオを公開してくれることと思います。

「電気の実験者(Electrical Experimenter)」誌の1919年12月号では下の文章と共に紹介されています。

このイラストはニューヨークの2人の発明家によって考案された新しくて楽しいリゾート・アトラクションを描いています。パッと見ただけだと、こんな無謀な装置を建設するなんて実現不可能だと思えるかもしれません。しかしちゃんと考えてみると全く不可能ではないことが分かります。

サーカスで輪から輪に人間が飛び移ったり、バイクに乗ったまま宙で一回転した後、バイクとライダー両方がちゃんと斜面に着地して地面に下る様子なんて私たちは見慣れています。大砲の専門家たちは大きいものも、小さいものも、大砲から発射される様々な物体の弾道を極めて正確に計算することができます

そのことから考えると、近代的な機械エンジニアリング技術の助けを持ってすれば、このような乗客を乗せた空飛ぶロケット・アトラクションを建設することは全くもって可能なことなんです。人間を乗せたロケットを発射する大砲は圧縮空気もしくは火薬を原動力とすることができますし、電磁力による大砲もあり得ます。

破線によって示されたコース上をカプセルが高速で飛行した後、巨大な水のクッションに着水します。そしてラグーンへと下り、イラストに描かれたベルト式のコンベヤーに従って出発点へと戻ります。画像の左にある特殊な電気自動車がロケットをステーションへと運び、大砲の砲尾へと回り込んだ後、カプセルは油圧ピストンによってまた大砲に装填されるわけです。

こうやって説明されるとジワジワと乗りたくなる...いや乗りたくは無いです。が、動いているところが見てみたくなりますね。1919年だと無理だったかもしれませんが、今の技術なら実現できないですかね。

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images by Scanned from the December 1919 issue of Electrical Experimenter

Matt Novak - Gizmodo Paleofuture[原文

(塚本 紺)