ついに夢かなう? 滑走路不要にした空飛ぶ車が実用化へ

ついに夢かなう? 滑走路不要にした空飛ぶ車が実用化へ 1

ヘリと飛行機のいいとこ取り!

普段は自動車として路上を走るも、いざ上空へ舞い上がりたいときは、翼を広げて飛行機になる…。そんな空飛ぶ車は、昔からさまざまな映画に登場し、いろんなモデルが発売間近と話題になったりもしました。でも、結局は何年経っても実用化されない夢の世界のままですよね。

ところが、このほど斬新なアプローチで本当に空飛ぶ車の発売まで漕ぎ着けようと、欧州宇宙機関(European Space Agency)からスピンオフした、スタートアップ企業のLiliumが、実機の公開を行ないましたよ。

日常生活で使える飛行機の開発が目標に掲げられている。そのために垂直離着陸方式を採用し、特殊で高額の空港インフラを必要としない構造が採用された。また、騒音や大気汚染の問題を解消すべく、電動のエンジンを装備しているため、都市部での使用も十分に可能だ。

LiliumのDaniel Wiegand CEOは、こんなふうに語って、開発中の新モデルを発表しました。

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離着陸時のみヘリコプターのような垂直離着陸方式を採用しているため、わずか15m四方の狭いエリアからでも飛び立つことが可能です。従来考えられていた空飛ぶ車は、飛行場のような滑走路を必要とすることから、結局のところは実用化されずに終わっていたものが多かったようですけど、このアイデアならば、都会で手軽に舞い上がって移動できる、2シーターのプライベートジェット感覚で乗り回せる時代がやってくるかもしれませんね〜。

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なお、離着陸時こそヘリコプター感覚の操縦とはなるものの、いざ上空では最高時速400kmで飛ぶ本格的な飛行機と化すようです。すでに重量25kgのミニチュアスケールのプロトタイプ機では、高い完成度を実証済み。このまま本社のあるドイツから2年以内に販売できる体制を整えたいとしていますよ。20時間ほどの講習でライセンスを取得できる「Light Sport Aircraft」に分類されるため、ほぼ誰でも操縦運転できる夢の空飛ぶ車に仕上がるんだとか。今度こそ、実際に乗れるレベルで売り出してほしいものですよね。

source: European Space Agency

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)