MicrosoftとFacebookが共同で160Tbpsの高速海底ケーブル敷設開始

MicrosoftとFacebookが共同で160Tbpsの高速海底ケーブル敷設開始 1

大西洋最速の160Tbps。

海底ケーブルって普段我々が意識することはほとんどない存在ですが、最近のテック企業にとってはますます重要になっています。今回、MicrosoftとFacebookが大西洋横断ケーブルを敷くために協力することが発表されました。そのケーブルは「MAREA」と名付けられ長さは4,100マイル(約6,600km)、通信速度は160Tbpsで、大西洋横断ケーブルとしては最大の容量となります。

去年、Microsoftはすでに大容量海底ケーブルを敷設する必要性について発表していました。クラウドに保存される顧客データをスムーズに流し続ける必要があるためです。さらに同様の課題を持つFacebookも参加し、共同でコストを負担することになったというわけです。

MicrosoftとFacebookが共同で160Tbpsの高速海底ケーブル敷設開始 2

通常の大西洋横断ケーブルとはちょっと違うルートを通ります。

"Microbook - Facesoft"のケーブルは、この種のインターネットインフラ最大の課題も解決しようとしてます。というのは、既存の大西洋横断ケーブルは、たいていニューヨークか、その隣のニュージャージーが米国側の起点になってなっています。ケーブルが1カ所に集中していると、何らかの災害(たとえば地震とか)や、あるいは船の錨が当たっただけでも、複数のケーブルが一気にダウンする可能性があります。ケーブルが地理的にバラけていたほうがいいという話は以前からいわれていました。そんなわけでMAREAの出発点は、ニューヨークから南に500kmくらい離れたバージニア州になってます。Microsoftはおそらく同じ理由で、太平洋横断ケーブルにも投資しています。

かつて海底ケーブルといえば、AT&TとかSprintみたいな通信会社がお金を出すものでしたが、最近はテック企業が負担するケーブルのほうが容量も距離も大きくなっています。距離に関してはMAREAより長いものもありますが、MAREAの160 Tbpsという容量は群を抜いています。たいていの海底ケーブルには光ファイバーが2対入っているんですが、MAREAには8対も入っていて、それで160Tbpsという巨大容量を実現しているんです。ちなみにGoogleが投資した「FASTER」というケーブルは、作り始めたころは名前通りの速さだったんでしょうけど、今や追いぬかれてしまいました。

MAREAを実際建設・運用するのは、スペインの通信会社「Telefonica」のインフラ部門である「Telxius」で、建設開始は今年8月、完成は2017年10月の予定です。Facebookの近況アップデートとかMicrosoftのBingとか、インフラ増強するほどなのかなと思ったんですが、Facebookは動画も増えてるし、あとはXbox Liveとか、Microsoft Azureとか、Skypeとか、データ量多そうなアプリケーションはMicrosoftにもいろいろありますね。

source: Microsoft

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(miho)