夢の技術か。MITが塗るだけでシワが消える新素材を開発

もう見た目では歳が判断できない時代に。

年齢とともに増えてくるシワ。気にはなるものの、歳のせいと諦めていた方も多いでしょう。しかしこれからは、もうそんな悩みは不要になるかもしれません。

世界最高峰の技術系大学として知られるマサチューセッツ工科大学(MIT)はこの度、「第2の皮膚」ともいえる新素材を開発したと発表。それはなんと、塗るだけでシワが消えるフィルムなんです。

その夢の新素材の名は「XPL(Cross-Linked Polymer Layer)」。MITが基礎技術を開発、Living Proofという民間のバイオテクノロジー企業がフィルム状にしたとのこと。

使い方はわずか2ステップ。まずポリシロキサンという物質でできたクリームを塗ります。その上に、フィルムの形状を保つためのプラチナの触媒を重ねるだけ。効果は24時間つづき、水にも強く、洗ったり引っ張ったりしても取れにくいとのこと。

人間の皮膚はおよそ180%の拡張力があるといわれていますが、しかし今回開発されたフィルムは、250%まで伸ばすことができるそうですよ。

以下が実際に使った際の画像。左と右では明らかに違いますよね。

夢の技術か。MITが塗るだけでシワが消える新素材を開発 1

よく「水を弾く肌」なんて表現を使いますが、人間の肌は老化とともに弾力性を失います。それにより目の下の「たわみ」などができるわけですが、しかしこのフィルムはたわんだ皮膚を圧縮できるため、このような劇的な変化がみられるとのこと。

しかもこのフィルム、ただシワを消すだけではないんです。怪我をした部位に貼ることで傷の保護にも応用可能。今注目の、体液で傷を治す「モイスチャーヒーリング」というやつですね。

さらにはUVカット効果を入れることで、効果の長い日焼け止めクリームとしても応用が期待されています。これには、ハーバード大学医学大学院のThahn Nga氏も「美容だけではなく、医療の分野でも大きな可能性を秘めた素材だ」と語っています。

Living Proofは、このフィルムの開発のために、新たにOlivo Laboratoriesという会社を設立。数年での実用化を目指しているとのことです。もし製品化されたら、間違いなく世界中で大ヒットしそうですよね。

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source: MIT News

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)