嵐の中でも大丈夫なドローン目指して。人工乱気流の中をひたすら飛び続ける鳥

自然界に未来のテクノロジーが隠されているっ。

我々人間が発明するものよりも、自然界の方が遥かに効率的に機能していることってたくさんあります。ホタルの構造を真似たランプバッタの構造を真似たロボットなどエンジニアリングの最先端は自然界に見つけられるのが当たり前になってきました。

特にこれからどんどん普及が予想されるドローンは、多くのエンジニアたちがより効率的で安全なメカニズムを求めて研究しています。そこでスタンフォード大の研究者たちが注目しているのは鳥。鳥が乱気流の中でも宙を飛んでいられる様子から学ぼうと、特設の乱気流トンネルを作ってしまったようです。

風が吹くトンネルの中に鳥を飛ばして撮影することはこれまでも行われて来ました。スタンフォードでの取り組みが新しいのは、トンネル内の風の方向や荒れ具合を精密にコントロールできる点。

嵐の中でも大丈夫なドローン目指して。人工乱気流の中をひたすら飛び続ける鳥 1

この格子状の羽を動かして条件を微妙に調整しながら、鳥が見事に適応する様子を研究できるわけです。風に吹かれながら一生懸命飛び続ける鳥がなんとも愛らしいです。

嵐の中でも大丈夫なドローン目指して。人工乱気流の中をひたすら飛び続ける鳥 2

こっちにピヨピヨ。

嵐の中でも大丈夫なドローン目指して。人工乱気流の中をひたすら飛び続ける鳥 3

あっちにピヨピヨ。

どうやって飛ばせてるのかな、と思ったところ、ちゃんと訓練された鳥さんのようですよ。

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「ここねー」と指差すと

嵐の中でも大丈夫なドローン目指して。人工乱気流の中をひたすら飛び続ける鳥 5

ピヨッ!

よくできた子です。

風の状況に鳥がどう対応するか研究することで、ドローンなど無人航空機の性能を高めることが狙いとのこと。また風に向かって飛ぶため、鳥は比較的狭い空間に留まって飛ぶことになります。大きな場所も必要でなく、高速度カメラなどを使うのも簡単だそうです。

しかしこうやってスローで近くから見ると、鳥って飛ぶの上手いですよね...

こちらのビデオではトンネルの建設プロセスをタイムラスプで見ることもできます。

荒れ狂う風の中でも鳥のように飛んでいられるドローンが実現するのでしょうか。

source: Stanford.edu

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)