Appleの運命はいかに。全面ガラス製の新型iPhoneが意味するものとは

Appleの運命はいかに。全面ガラス製の新型iPhoneが意味するものとは 1

それでも買っちゃう?

Nikkeiが報じたところによると、Apple社が全面ガラス製の新型iPhoneを準備中であることを、メタルフレームの主要供給業者である台湾のCatcher Technology社取締役のAlan Horngがリークしました。

「私の知る限りだと、来年、iPhoneのモデル一種のみにガラスケースが適用される」と同氏は株主総会後にコメントを残しています。「Catcher社の収益に影響があるとは思わない。ガラスケースが採用されてもなお、最先端で耐性のあるメタルフレームは必要で、最新モデルよりも安価にはならないだろう」

全面ガラス製の端末というアイデアは、今回が初めてではありません。振り返れば、裏表にガラス素材が用いられたiPhone 4/4sだってありました。これについて米GizmodoのMario Aguilarさんは、美しさの反面「最も堪えがたい負債」だったと、これまで3台のスクリーンを割った過去について言及。同氏は、今回の全面ガラス製について、Appleのデザインが後退するのではないかと評価しています。アルミニウムのデザインでも十分かっこよくて、メタルならガラスよりも耐性がある...割れやすいガラスを持ち運ぶのは落ち着かない、と。

ところが、Appleがデザインを変更するのには良い動機があるのも事実。アイルランドの国のGDPより若干下くらいのキャッシュを保有している金持ち企業だと報じられた一方で、この13年間で最悪のスランプに陥っていたり。

Nikkeiは、スマホ市場が世界的に飽和状態にあることが最大の問題だと指摘。これについて米Gizmodo、Mario Aguilarさんの見解は、次の通り。「Appleのデバイスは美しいアート作品で、みんなコピーをしたくなった。基本的に製造業者たちは、ガラスとアルミニウムでできたAppleの傑作を明らかにモデルにしながら端末を販売している。」

当のAppleは、市場をうまくコントロールできるわけではないものの、いまのポジションを確保し続けるうえでのポイントは、やっぱりデザイン。だからこそ何かしらのアクションは必要なのだけれど、それでも全面ガラスという方向性にユーザーはついていくのでしょうか。たとえ「割れても破片が飛散しない」とか「透明感のある美しさ」だとか、どんな文句をつけたとしても。

かなり耐性のあるスマホはすでに存在していて、なかには何度落としても割れないものだって証明されているくらい。もっと周りを見渡してみると、カーブしていて使いやすいと噂のスマホや、エッジの効いたサブディスプレイつきのものなど、オリジナルなデザインもちらほらあります。そんな一方で、全面ガラス製の"プレミアムな"デバイスが登場したら...? Appleの運命や、いかに。

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(Rina Fukazu)