男性器の移植手術、アメリカでも初成功

男性器の移植手術、アメリカでも初成功 1

ムスコを養子に。

アメリカで初めて、男性器の移植手術が成功しました。手術をしたのは、Thomas Manningさん、64歳。Manningさんはガンで生殖器を失っており、今回の成功はガンに限らず他の病気や事故で生殖器を失った多くの男性の希望となります。

手術は、5月8日から9日にかけて、ボストンにあるマサチューセッツ総合病院にて行なわれました。手術時間は15時間にもおよび、10人を超える外科医、30人もの医療関係者が参加。移植された男性器は亡くなったドナーから提供されたものです。手術チームの指揮をとったのは再建手術を手がける外科医Curtis l. Cetrulo氏。提供された男性器の複雑かつ極小の脈管と神経組織を、Manning氏の身体へとつなぎました。

アメリカ国内で初めて男性器移植手術を受けた男性となったManningさんは、現在、病院で順調に回復中。予定通りに回復していけば、数週間後には用を足すことが、数カ月後には性的な反応を得られるようになるといいます。今回行なわれた手術は、3年以上かけて開発されたもの。手術費用は、5万ドルから7万5000ドル(約450〜820万円)。

Cetrulo医師は、男性器を失ったショックで自殺を考える人もいるという現状をあげたうえで、再建技術の発展は希望であると語りました。現に、Manningさんも、男性器を失っていることを女性に打ち明けられず、誰とも関係を築けないと思っていたことがあり、ネタ元のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューにて「もとの自分に戻りたい」と、心境を語っていました。Manningさんは、病気や事故で生殖器を失い自分と似た状況の人たちの助けになればと、今後、手術を含めた彼自身の経験を語っていきたいと考えています。

アメリカでは初となった男性器移植手術ですが、世界では過去2回行なわれています。うち1回は、2006年に中国で行なわれたもので失敗。もう1つ、2014年に南アフリカで行なわれた手術は成功し、のちにその男性は子どもをもうけ父となりました。

source: New York Times, Massachusetts General Hospital

George Dvorsky - Gizmodo US[原文

(そうこ)