名は体を表す? 「ハリー・ポッター」シリーズに登場する名前の由来

ハリポタに登場する名前の由来

ことば遊びは楽しい。

2016年中に舞台新作映画の公開が予定されている、大作ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズ

原作者のJ・K・ローリングは言語についての深い教養言葉遊びのセンスを持ち、作中に登場するさまざまな単語に意味を隠しています

そんなハリポタのネーミングの由来の数々mental_flossが動画にまとめていたので、1つずつ見てみましょう。

グリンゴッツ魔法銀行/GRINGOTTS

グリンゴッツ魔法銀行はダイアゴン横丁に存在する魔法界唯一の銀行

グリンゴッツという名前の中には、金や銀の延べ棒を表す「INGOT」という文字列が隠されています。

アラゴグ/ARAGOG

ハグリットのペットの巨大なクモで、禁じられた森に住んでいるアラゴグ。

「ARA」クモ類を表す「ARACHNID」が由来で、さらにその語源はクモのギリシャ語「ARAKNE」にさかのぼります。

アラゴグのゴグ(=GOG)はイギリス民話の巨人ゴグマゴグから取られていると考えられ、要するにアラゴグとは「クモの巨人」、超デカいクモという意味の名前だったのです。

アーガス・フィルチ/ARGUS FILCH

フィルチはホグワーツのイジワルな管理人で、見回りをしては校則違反をした学生に罰を与えます。

彼の名前アーガスのつづりは「ARGUS」。「アルゴス」と言われるとピンと来る人も多いのではないでしょうか? アルゴスは百の目を持つギリシャ神話の巨人。両者は同じ、死角のない見張り人です。

グリモールド・プレイス12番地/GRIMMAULD PLACE

不死鳥の騎士団の本部が所在し、魔法によって存在が秘匿されているグリモールド・プレイスは、単語の音に意味が隠されているパターン。

「GRIM OLD PLACE」古く恐ろしい地なんて、騎士団本部のシリウス・ブラックの実家を形容するのにぴったりな表現です。

ドローレス・アンブリッジ/DOLORES UMBRIDGE

アンブリッジ先生は魔法省からホグワーツに派遣されてきたピンクの服を着た冷酷な女性。ヴォルデモートの手先ではない、体制側に所属するというやっかいなキャタクターで、人狼などの半人間に差別意識を持っています。

彼女の名前はラテン語で苦しみを表す「DOLOR」と、腹を立てる意味の「UMBRAGE」から構成されており、こちらも納得のネーミングです。

ルシウス・マルフォイ/LUCIOUS MALFOY

ヴォルデモートに忠誠を誓う死喰い人デスイーターのリーダー格だったルシウス。

彼の名前であるルシウス(=LUCIUS)は、悪魔の名であるルシファー(=LUCIFER)と語源を同じくする名前。どちらももとはラテン語で「光」を表す「LUX」から派生した単語です。

ドラコ・マルフォイ/DRACO MALFOY

みんな大好きマルフォイ

マルフォイの名前にはどんな由来があるのでしょうか?

1つには、ドラゴンを意味するラテン語「DRACO」。そして、もう1つはDRACONIAN(=きびしい、過酷な)という単語の語源にもなっているアテネの立法家DRACO(=ドラコン)

けっこう良い名前ですね。

一方で名字のマルフォイは、フランス語で邪悪や痛みを意味する「MAL」と、同じくフランス語の信頼「FOY」が合わさった名前。

不誠実や信頼できない人間という意味の名前のようです。

英語は名前の中にいろんな意味や由来が隠されていて面白い!と思いましたが、日本の名前も漢字1文字1文字に意味があります。

たとえば今回登場したドラコ・マルファイを和名にすると虚 厳龍(うつろ みねたつ)みたいな名前になるのでしょうか……?

虚厳龍

どうやらこの場合、漢字だと意味の主張が強すぎたようです。

「名は体を表す」とも言いますが、キャラクターだけでなく自分や友人の名前と本人の性格の一致、不一致を調べていくと、面白い話の種になるかもしれません。

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