ドイツ旅行者に朗報? ようやく無料Wi-Fiホットスポットが広がるかも

ドイツ旅行者に朗報? ようやく無料Wi-Fiホットスポットが広がるかも 1

何年間も「ホットスポット砂漠」といわれてきたドイツが、今秋にはようやく無料Wi-Fiのオアシスになるようです。これを可能にしたのはオンライン著作権侵害ガイドラインの緩和提言でした。

今までは、地域のカフェオーナーやホテルチェーンなどの事業者が自分のネットワークで起きたことは自分で責任を取らないといけませんでした。その結果、事業者は無料Wi-Fiを提供して「もしうちの利用者がキャプテン・アメリカの映画を違法ダウンロードして訴えられたらどうしよう…」なんてなってしまうことを恐れ、無料Wi-Fiの提供に消極的だったのです。新たな改正案ではWi-Fiプロバイダーの責任を免除することで、事業者がWi-Fiを提供することを後押しし、全国のWi-Fiカバー率を増やそうとしています。

2015年9月に提言された改正案以前は、すべてのネットワークにパスワードが必要であり、これは厳しすぎるとみられていました。新たな法律はアンゲラ・メルケル首相と連立パートナーの社会民主党らとの合意によってできたものです。

ドイツはWi-Fiカバー率に関して他のヨーロッパ諸国に遅れをとっていました。インターネットグループ「Eco」による2014年の調査によれば、ドイツの住民10万人あたり2つのホットスポットしかなかったのです。ところ変わってイギリスでは10万人に29のホットスポットという割合でした。

技術面でも優れた国であるドイツは伝統的に著作権侵害をとても重くとらえていましたが、インターネットのさらなる発展も望まれていました。カフェなどで無料のWi-Fiが提供されればよりそれも加速されることでしょう。

この動きはほかのヨーロッパの国々でも起きています。3月には欧州司法裁判所のEU法務官がある訴訟に対し、事業者はそのネットワーク上で起きている違法行為の責任を取らされるべきではない、という意見を提出しています。もし欧州司法裁判所の判決が法務官の意見に従ったものになるのであれば、EU全域に無料Wi-Fiが広まっていく道が開けることでしょう。

image by Flickr

source: Yahoo! News

Angela Chen - Gizmodo US[原文

(abcxyz)