「iMessageをAndroidにリリースする計画はまだない」Appleの重役が語る

「iMessageをAndroidにリリースする計画はまだない」Appleの重役が語る 1

ええ、Androidでも使いたいのに…

先日開催されたWWDC 2016で、iMessageにはたくさんの機能追加が発表されました。しかし1つだけ、ある意味最も期待されていた「Android版iMessageの発表」はなかったのです。今回、海外サイトのThe Vergeがその理由について伝えています。

The Vergeのによると、Appleの上級幹部は「なぜiMessageを他プラットフォームに提供しないのか」という質問に対して2つの回答を述べています。1つは「iMessageはiOS/Macのエコシステムに価値を与える限定的なサービス」だから。そしてもう1つは「すでに10億台のアクティブデバイスが存在しており、AIの学習データとしてこれ以上ユーザーを増やす必要はない」というものです。

確かに、Appleが苦労して開発したiMessageをAndroid陣営に提供するよりも、それを利用してユーザーを囲い込みたいのは当然でしょう。ただし、それがiMessageの成長の可能性を大きく損なう危険性もありますが…。

GoogleがGmailやGoogle Mapをさまざまなプラットフォームに展開しているのとは異なり、これまでAppleは自社サービスを他プラットフォームへ展開することにあまり積極的ではありませんでした。昨年11月に同社がApple MusicをAndroid向けに公開した時は「流れが変わったか…!」と思いましたが…。iMessageがAndroid向けに羽ばたくには、もう少し(あるいはずっと?)待たなければいけないようです。

source: The Verge, Slash Gear

(塚本直樹)