ドバイに世界最大のメガソーラー発電所が誕生へ

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砂漠に照りつける太陽の光を最大限活用!

ソーラーパワーと聞くと、太陽光発電用の黒光りしたソーラーパネルのことを思い描くかもしれません。でも、いま世界で注目を集めるのは、集光型太陽熱発電(CSP)方式のメガソーラー発電所です。中央のタワーを囲むようにしてヘリオスタット(反射鏡)が敷き詰められ、太陽光を一点に集光照射。こうして集められた光は熱源となり、蒸気タービンを回して電力が作られる仕組みですよ。

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このほどドバイ電力水道公社(DEWA)のSaeed Mohammad Al Tayer CEOはブルジュ・ハリファにて記者会見を開き、5つの施設からなるCSP方式の世界最大のメガソーラー発電所を、Mohammed Bin Rashid Al Maktoum Solar Parkに建造するプロジェクトの正式発表を行ないました。CSPのメガソーラー発電所における最大のメリットは、太陽熱エネルギーを貯蔵することで日没後でも最大12時間は発電を継続できることだそうです。

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すでに世界各国でCSP方式のメガソーラー発電所の運用が進んでおり、米国カリフォルニア州には、現在世界最大となる392メガワット規模のIvanpah CSP施設が稼働しています。しかしながら、今後ドバイで建設が進む新メガソーラー発電所は、この12倍に達する5,000メガワット規模の発電量を、2030年には実現するとアナウンスされていますね。

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いまドバイでは、地球環境に優しいクリーンエネルギーへのシフトを最大限に進めることを目指した「Clean Energy Strategy 2050」というプロジェクトが進行中。新メガソーラー発電所は、目玉となるCSP方式に加えて、一般的な太陽光パネルによる発電方式も併用しつつ、2030年にはドバイの必要電力の4分の1ソーラーパワーに切り替える目標が掲げられていますよ。

まだまだ先の話に思えるかもしれませんが、段階的に建設が進められるため、第1フェーズのメガソーラー発電で、2020年から2021年には1,000メガワット規模の発電がスタートするとされています。

ただ発電量が大きいということだけでなく、ふんだんに砂漠へ降り注ぐ太陽の光と巨大な設置スペースの強みを活かし、1キロワット時あたり8セントという世界最安のソーラー発電コストも達成できるみたいです。世界の一般的なソーラー発電コストは1キロワット時あたり15セントということですから、驚異的な効率性でも話題になりそうですよね。

すべてのメガソーラー発電所がフル稼働すると、ドバイでは二酸化炭素排出量年間650万トンも削減されることになります。地球温暖化の進行を抑えるためにも、ギラギラと熱く照りつける太陽の光でクリーンに発電しまくる~。ドバイのメガソーラーモデルは、これから世界各国に普及していくのかもしれませんね。

image by J_R/Flickr, DEWA

source: Gulf Business via Renewal Economy

George Dvorsky - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)