無断撮影はダメ!ライブ会場での録画・撮影を防ぐ機能の特許をAppleが取得

無断撮影はダメ!ライブ会場での録画・撮影を防ぐ機能の特許をAppleが取得 1

果たしてユーザーに受け入れられるのか。

今やどんなライブ・コンサート会場に行っても、必ずスマホを掲げて撮影・録画をしている人がいますよね。撮影が自由なライブもあれば、禁止されているライブもあり、どちらであれスマホで撮影をしている人はいます。

アーティストやレコード会社にとってはライブ映像や音源も大事な商品。ライブ終了後すぐにYouTubeなどで無断アップロードされてしまう現実に頭を抱えているわけです。しかし、どれだけ厳しくチェックしてもなかなか無断撮影は無くなりません。そんなレコード会社のことを考えてか、それともオーディエンスのより良いライブ鑑賞を目指してか、Appleの新しい特許は、赤外線信号を使って撮影を防止することができるようです。

2011年に申請された特許では、iPhoneのカメラが赤外線信号を通して情報を受け取る仕組みについて説明されています。

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特許書類なのでどうでも良いのかもしれませんが、フォークギター2本(一人は左利き)とドラマーという編成のインスト・バンドの挿絵が非常に気になるところでもあります。左右に垂れ下がっているのは短冊かな? これは会社の忘年会かな?と思ったら短冊に見えた矢印が赤外線信号なんですね。失礼しました。

要するにライブ会場の判断で、赤外線信号を出し、観客の持っているデバイスが撮影できないようにするということですね。

この仕組みはライブ会場だけに限らず、特定の場所での写真・ビデオ撮影を妨害することに使えるようです。特許書類では次のように描写されています。

具体例としては、録画機能を完全に停止させてしまう代わりに、画像にウォーターマークを付けることもできます。例えば、検知された画像にウォーターマークを付けるコマンドが含まれたエンコードされたデータを赤外線で送り、それをデバイスが受け取ることができます。そうすると、デバイスは表示されている、もしくは保存されている全ての検知された画像にウォータマークを付けることになります。(例:一枚の写真、もしくはビデオの全てのフレーム)

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この技術、他にも応用方法はあるようです。例えば美術館などで展示されている作品の説明などを赤外線信号でiPhoneに送ることもできると。

赤外線発信機が展示品の近くに設置されることで、展示物についての情報を含んだエンコードされたデータを、赤外線信号で送信することができます。デバイスはその赤外線信号を受け取り、データをデコードして展示物に関する情報をユーザーに表示させることができます。

おーなるほどこれはちょっと便利かもしれません。美術館でたまに作品の前よりも説明のパネルの前に人だかりができてたりしますよね。美観を損ねないために使われると思うんですが、文字が小さくて読みづらかったりしますし、この機能は有り難いです。

ただ一点気になるのは、ここで言及されている赤外線テクノロジーがちょっと古いスタンダードと化してしまったことです。AppleによるiBeaconテクノロジーは2013年に実用化されましたが同じようなデータ送信をすることができます。なのでこの特許そのものが赤外線信号を使って実用化されるかは正直微妙な所...? でもアイデアとしては応援したいです。

image by Ververidis Vasilis / Shutterstock.com

source: 9to5Mac

Royel Edwards - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)