ヤバいんじゃ? Apple Watch離れ、アプリ開発で深刻か

ヤバいんじゃ? Apple Watch離れ、アプリ開発で深刻か 1

小さい、遅い、使えない…?

2015年4月に登場してから、2年目を迎えているApple Watch。ますます盛り上がってきていますといいたいところだったかもしれませんけど、残念ながら、Appleも頭を抱える盛り下がりぶりなのかもしれませんよ。

アプリ開発者向けのデータベースを提供するRealmのTim Anglade副社長は、このほど各プラットフォーム向けに公開されているアプリの最新統計についてコメント。2016年に入り、Apple WatchのOS、watchOSに向けてリリースされるアプリの数が、格段に減ってしまったことを明らかにしています。

Apple Watch発売当初は、数々の新アプリがwatchOS向けに公開されていく勢いがありました。ところが、Realmの集計データによれば、最近はiOS向けに1,000個のアプリが公開されるごとに、ようやっとwatchOS向けに1個のアプリが公開されるというペースにまで落ち込んでしまったんだとか!

多くの開発者が、Apple Watchに対応する新アプリをリリースする意欲を失ってしまった最大の要因は、母艦となるiPhoneのコンパニオンとしてしか使えない、Apple Watchに課せられている制限が大きいとも指摘されています。米Gizmodo編集部が発売1周年のタイミングでアップした辛口レビューでも、結局のところは、iPhoneがあればApple Watchなんて不要では? そんな率直な感想が紹介されていました。小さすぎる画面で、なおかつレスポンスが遅いという不満も少なくないようです。

なお、Realmの集計データによると、このところはwatchOS向けの10倍の数のアプリが、新たにApple TV向けのOS、tvOS向けに公開されてきているという、昨年よりApp Storeに対応したtvOSの人気ぶりも明かされています。まだiPhoneやiPadほどにはアプリがそろわないApple TV向けのアプリ開発が盛り上がってきており、その代わりに、Apple Watch向けのアプリ開発から離れる傾向が強まっているそうですよ。

単体でも動作する魅力的な新アプリがそろわなければ、かなり見通しが厳しくなってきているといわれるApple Watch。このタイミングで、肝心のアプリ開発者が離れていってしまったのでは、Appleとしては元も子もないでしょう。Apple Watchでも儲かるアプリが作れます~。そんな威勢のいいメッセージを飛ばすためにも、いよいよ今月に迫ったAppleの開発者カンファレンスWWDC(World Wide Developers Conference)にて、Appleが、どんなApple Watchをめぐる新発表を行なってくるのか、楽しみに見守りたいところでしょうかね。

source: Business Insider via iLounge

(湯木進悟)