アノニマスはポルノ画像を武器に、ISISと戦っている

アノニマスはポルノ画像を武器に、ISISと戦っている 1

戦いはまだまだ続く。

アノニマスISISサイバー戦争は日々激しさを増していますが、この度、アノニマスの1人が、ISISのTwitterアカウントをハックし、ポルノ画像をツイートするという攻撃を行ないました。

WauchulaGhostと名乗るアノニマスの1人(本名非公開)は、今回の攻撃の根拠についてWashington Postの取材に応じ、「ISISはポルノを好まないため、精神的に有効だと判断した」と語りました。

具体的な方法は、日頃ISISへの勧誘や独自のプロパガンダをツイートしていたアカウントにポルノ画像をツイートさせ、プロフィール写真を「アイ・ラブ・ポルノ」と書かれた画像に差し替える、というものです。

「我々がポルノ・ボットを作成してISISに嫌がらせを行なうのは、彼らのWebへの登場を極力減らすためだ」とも語ったアノニマス。彼らはさらに、ハッキングを行なったもう1つの理由として「監視」を挙げました。実はISISは、秘密裏に情報交換をしている鍵付きのアカウントを多く持っているのだそうです。

WauchulaGhostはすでに160ものアカウントをハックし、「乗っ取ったアカウント」というリストまで作成しています(すでにTwitterがほとんどのアカウントを凍結済)。彼は2カ月ほどかけてハッキングを行ないましたが、(ISISによって犯行声明も出ている)オーランドの銃乱射事件のあと、その活動を加速したとのこと。

誰もが思うように、アノニマスもISISが流す残酷な映像を子どもたちに見せたくないと考えているようです。しかし、ポルノ画像を流すことがISISに対抗する最適な手段なのかどうかは、判断が難しいところでしょう。とある専門家は、「残酷なビデオを見たくないのと同じように、ポルノ画像を見たくないと思う人もいる」といった指摘もしています。また、特定の画像を使うことで、ISISの怒りが無関係の人に向いてしまう可能性もあります。

振り返れば、アノニマスがISISに宣戦布告したのは去年11月のことでした。彼らは以前にも、ISISのサイトをバイアグラの広告に書き換えたりもしています。

また、アノニマスはTwitter運営とも戦っています。Twitterは、去年の5月からおよそ12万5000以上のテロリストのアカウントを凍結したと発表していますが、以前、ISISのアカウントを頻繁に報告していたアノニマスのアカウントが凍結される、ということもありました。

アノニマスとISISの戦いは、爆弾やライフルを用いるものではありません。しかし、その激しさや影響力は非常に大きいものであり、これが現代の戦争の形か、とまで感じさせます。

WauchulaGhostの行為は賛否が分かれるところでしょう。ただ、少なくとも彼は、ISISから毎朝のように来る「お前の首を切って殺す」というメッセージと戦っています。

source: Washington Post, Softpedia

Angela Chen - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)