LANDRがSoundCloudユーザー向けに無償マスタリングサービスを提供開始

LANDRがSoundCloudユーザー向けに無償マスタリングサービスを提供開始 1

音圧で悩んでいるミュージシャンに朗報です。

MixGenius社が提供しているオンラインマスタリングサービスのLANDR(ランダー)が、このたびSoundCloudとパートナーシップを締結。SoundCloudユーザーに向けた無償マスタリングサービスを始めました。

マスタリングは楽曲制作においての最終工程で、各トラックのバランスや音質、定位などの調整をする作業のこと。そして、特に重要とされるのが音圧の確保で、音割れを避けつつも音圧を上げ、さらに曲ごとのカラーやアーティストの個性を出すには熟練のテクニックを要します。

では、LANDRはどのようにしてマスタリングを行うかというと、いたってシンプル。人工知能アルゴリズムによる自動学習です。

自動マスタリングによってどれくらい曲が、特に音圧がどう変化するのか? 実際にLANDRを使って確かめてみました。LANDRのアカウントを取得して、SoundCloudとアカウントをコネクトさせたら準備OK!

LANDRがSoundCloudユーザー向けに無償マスタリングサービスを提供開始 2

マイページ部分。楽曲をドラッグするだけというシンプルに過ぎるインターフェースです(ライブラリに曲が追加されているのはマスタリング後にスクリーンショットを撮ったため)。

LANDRがSoundCloudユーザー向けに無償マスタリングサービスを提供開始 3

曲をアップするとマスタリングが自動でスタート。今回は大体2分くらいの打ち込み曲を作りましたが、変換に要した時間は1分程度でした。人間だと1分でマスタリングとかあり得ないオブあり得ないです……。

LANDRがSoundCloudユーザー向けに無償マスタリングサービスを提供開始 4

マスタリングが終わるとオリジナルと比較して試聴できます。

LANDRがSoundCloudユーザー向けに無償マスタリングサービスを提供開始 5

音圧は低、中、高の3種類まで変更が可能。音圧を上げると迫力は増しますが、曲のダイナミクスは失われるので一長一短です。今回はダイナミクスとかどうでもいいので、高を選んでどこまで太くなるのか試してみます。

LANDRがSoundCloudユーザー向けに無償マスタリングサービスを提供開始 6

マスタリングが完了すると形式の選択へ。SoundCloudと連携させている場合はプライベートモードで直接アップロードできます。なお、その他の形式については有料で取得が可能です。

では実際に曲を聞き比べてみましょう。曲はlogic付属のプラグインでのみ制作、イコライザーやコンプレッサーはかけていません。まずはマスタリング前の状態。

マスタリング後の状態。

サムネイルの波形を見ても、明らかに音圧が増しています。音質面ではスネアもよりくっきりした印象。曲全体のLUFSの変化は-15.6db→-8.1dbでした。

マスタリングは楽曲制作とはまた別のノウハウを要するため、苦手な人も多いはず。とはいえプロに頼むのも……という人にとっては渡りに船なサービスかもしれません。もちろん曲のジャンルによって出来上がりの手応えも大きく変わってくるので、そこは自分の作風と相談でしてみてください。

このサービスをきっかけにマスタリングを学ぶ人が増えれば、世界はより高品質な音楽であふれるはず。AIももっと学習するでしょうし、人と機械、ともに音圧の未来は明るいやもしれません。

LANDRとSoundCloudのコネクトはこちらから

source: The Official SoundCloud Blog, LANDR Blog, SoundCloud

ヤマダユウス型