ナチス時代の暗号機、ネットオークションに出品されて10ポンドで落札される

ナチス時代の暗号機、ネットオークションに出品されて10ポンドで落札される 1

誰かのゴミは誰かの宝。

英国立コンピュータ博物館は、まさにその「お宝」をオークションサイトeBayで偶然発見しました。ナチス・ドイツの暗号機がオークションに出されていて、たった10ポンド(約1,600円)で落札できちゃったんです。

BBCニュースによると、英国立コンピュータ博物館のボランティアスタッフがeBayを閲覧中に、テレプリンタ(電信印刷機)を発見。そしてイングランド南東部にあるサセックスまで、その商品を見に行きました。ちなみにこの英国立コンピュータ博物館は、イギリスの数学者アラン・チューリングが戦時中にドイツ軍の暗号を解いていた建物なんです。おもしろい偶然ですね。

そしてよく調査した結果、ナチス・ドイツの国章であった「かぎ十字」が発見されたことで、このテレプリンタの出どころが明らかになりました。出品者の女性が価格を9.5ポンドと言うところを、英国立コンピュータ博物館のスタッフは10ポンド札を渡し、「お釣りは結構ですよ」と譲ってもらったとのことです。

このテレプリンタは、ナチス・ドイツの暗号機「ローレンツ・マシン」の一部英国立コンピュータ博物館は、現存する世界にたった4台のローレンツ・マシンの1台を所有しているので、それと合体させて暗号機の完成版に仕上げようと考えています。あとは新しいモータさえあれば、動かせるそうです。出品者もまさかゴミだと思っていた機械が、歴史的なお宝だったなんて思いもしなかったでしょうね。

Image by National Museum of Computing at Bletchley Park

source: BBC, The Register

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(リョウコ)