かっこいい! 戦闘機のパイロットが実践する物理学

注意深く見ないと、ただパイロットがコップに水を注いで飲んでる動画ですけど…。

実は戦闘機に乗りながら物理の法則実践で見せてくれてるんです。外の風景を見てください。戦闘機がグルグル回転しているのが分かりますよね? そう。このパイロットぐるっと宙返りをしながらペットボトルから水を注ぎ、コップの水を飲んでいるんです。一滴もこぼすことなく! 

今までにも、同じように飛行機が上下逆さまになっていても水をコップに注げる様子を見せてくれてる動画はあったけど、個人的には、普通に座ってるようなアングルで、風景がクルクル回ってるという演出が特にカッコよくてお気に入り。まるでマジックみたいですけどトリックはありません。どうしてこうなるのか? Wiredが説明をしてくれています。

もしも、あなたが浮いている熱気球のような固定された基準座標系から(上下逆さまの飛行機内にある)水を見たら、あなたは水が落ちるのを見ることになります。ここで注目していただきたいのは、水が「落ちる」と表現したところ。たしかに水は上昇しているように見えるかもしれません。しかし大切なのは、水には下方向に重力加速度が働いている一方で、上方向に飛行機が回転することによって発生している遠心加速度が働いているという点です。つまり、重力よりも遠心力が大きいかぎり、水は遠心力によって上方向にあるコップに落ちるのです。

身近なところだと、水の入ったバケツを回転させても水がこぼれないのと同じ感じですけどスケールが違い過ぎ。しかも、すごいGがかかってる状態でこぼさずに注ぐのは、やっぱり難しそう。いとも簡単にこなしてるのは、日々飛行訓練しているパイロットだからこそなのかも。

source: Wired

Casey Chan - Gizmodo US[原文

(junjun)