傷心の皇帝? 「スター・ウォーズ」幻のTVシリーズの衝撃的な内容

まさか皇帝が……

まさか皇帝が……

「スター・ウォーズ」の実写TVシリーズ「Star Wars: Underworld」は長い時間をかけて企画されていましたが、具体的な製作の話が聞こえてこない不遇の作品です。

本作が、銀河帝国に皇帝パルパティーンがのし上がるのと同時期の、帝国の首都惑星であるコルサントの下層に巣食う犯罪者たちを描いたストーリーということは以前から判明していましたが、まさか皇帝に同情するような内容だったとは!

映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開前には、同作のプロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが、「Star Wars: Underworld」に「多くの時間を費やしている」と語っていましたルーカスアーツの閉鎖とともにキャンセルされたゲーム、「Star Wars 1313」の制作に残された資金もからませるという話もあったため、ファンは期待していたのですが……。

ディズニーの所有するTVネットワークであるABCは「(ルーカスフィルムが)映画に注力しているため(ABCには)今のところ何も予定はない」、ルーカスフィルムも「TVでのフォーカスはアニメにある」と語っています。少なくとも、この先しばらくは作られないか、キャンセルされてもしかしたらお蔵入りになってしまうかも……というのが、これまでの「Star Wars: Underworld」の状況です。

そんな中、E3で発表されたばかりの新作「God of War」のディレクターであるCory BarlogさんにVenturebeatがインタビューしたところ、面白い話が掘り起こせた模様。Barlogさんは「God of War」の製作チームへ入る以前、閉鎖前のルーカスアーツにしばらく勤めていたそうです。

新作の「GoW」では、これまでの怒れる主人公クレイトスが少年を育てる、という驚きがありました。Barlogさんはこの、「あのキャラクターがこんなことをするなんて思いもしなかった」というアイディアが生まれた理由に関して、ルーカスアーツ時代の経験を交えて以下のように話しています。

たぶん、このアイディアの芽はルーカス(アーツ)で働いていたころに生まれたと思う。僕は(スカイウォーカー・?)ランチへ行くことが許されて、そこで(キャンセルされた実写版の「スター・ウォーズ」の)TV番組の脚本も読めたんだ。あれは一番衝撃を受けた経験だった。だって、皇帝を気にかけちゃうようになったんだから。彼らは皇帝を同情できるキャラクターにしていた心無い女性によってひどい扱いを受けた人物に。彼女はハードコアなギャングスタで、皇帝を人として完全に破壊してしまう。僕はこれを読んでいて泣きそうになったし、これがあの指先から電撃を放つ皇帝だなんて、びっくりしたんだ。脚本を書いたのは「The Shield」や「24」の素晴らしいライターたちだ。

これまで完全に悪の存在として描かれてきたパルパティーン皇帝が、まさか女性に裏切られて悪の道に走ったのかと思うと、さすがに驚きます。もしかしたら、何年か後にこの衝撃のストーリーが映像化される日もやってくるかもしれません。それまでは、パルパティーンを「ひどく裏切られて人間性を破壊された男」と考えて、これまでの「スター・ウォーズ」シリーズを見返しておきましょう。

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Image by io9

source: Venturebeat

James Whitbrook - Gizmodo io9[原文

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