来日50年記念、ビートルズが(白黒ネガからカラーになって)やってきた!…のは早稲田大学の技術だった

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ヤァ!ヤァ!ヤァ!

50年前の今日、日本中が熱狂の渦に巻き込まれました。もはや伝説となったグループ、ビートルズが来日したのです。

そんな節目に合わせて、読売新聞社特設サイトをオープン。同社が誇るライブラリから、未公開のネガを含む当時の写真を惜しみなく掲載しているのですが、なんといっても最大の特徴は、Chapter2の「ビートルズ武道館に来る」で白黒写真がカラーで蘇っていること。

丸いレインボーアイコンが左上についた写真は、クリックしたあとに右上の「モノクロ」「カラー」ボタンで、元の写真から自動彩色の画像に切り替えが可能です。どうですか、このメンバーのいきいきとした表情!

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この特設サイトについて、ギズモードは読売新聞東京本社メディア局企画開発部にコメントを求めたところ…

「50年前(1966年)には、読売新聞社がビートルズの日本公演を主催したこともあり、これを機に当時の資料にあたってみると、未公開でデータ化もされていないネガ数百枚を社内で発見しました」

「昔はモノクロで写真を撮影していた新聞社にとって、モノクロ写真のカラー化はテーマのひとつでした。その中で、先日、早稲田大学自動彩色に関するリリースを取り上げたギズモード等の記事がSNS上で話題となっており、GitHubでソースコードが無料公開されていたことから、社内のプログラマーが強い興味を持ちました。その日のうちに、社内で『テストしてみよう』と、たまたま進行中だったビートルズサイトの写真ですぐに試したところ、良い結果が得られました」

とのこと。

なんとモノクロ写真のカラー化は、以前ギズモードでご紹介した早稲田大学理工学術院の石川博教授の技術が使われていたんです。

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その後、企画での利用に石川教授から了承をもらい、綺麗に彩色するためのコツなどについて石川教授側に何度か質問をしながら、基本的に作業は読売新聞社内で行なうことに。

すべての写真で簡単に色がついたわけではなく、プログラムに最適な解像度に変更するなど、作業は簡単に進んだわけではないそうですが、できあがった写真をみたメンバーからは、「いける! すごいぞ、これ!」「使える!」という歓喜の声が上がったそうです。

一方で、そういった事情を知らなかったのか、社内から「カラー写真が色褪せただけ?」という反応もあり、サイトには自動彩色についての説明ページも加え、その「面白さ」に気づいてもらえる工夫を施したんだとか。

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同社は、他にも膨大なライブラリを保有しており、今後もこのような最新技術と組み合わせ、新しい価値をどんどん生み出していく方針とのこと。とにもかくにも、こんな貴重な写真を、しかもカラーにして公開してくれたことに感謝ですよね。

ライブ回数・レコーディング時間を時間軸で比較できる(インフォグラフィック的な)ページもあるので、ビートルズファンならずとも、歴史に残る貴重な写真をぜひお楽しみください。

source: ヨミウリオンライン

(渡邊徹則)