Wall-Eがそこにいるみたい。感情を持つロボット「Cozmo」

人間みたいに、相反する複雑な感情を持ってるのです。

サンフランシスコの人工知能スタートアップAnkiは、スマートフォンで操作できるロボットカーのメーカーとして有名になりました。3人の創業者たちはカーネギーメロン大学のロボット研究所出身で、レーストラックをぐるぐる回る車くらい、彼らには簡単に作れるのかもしれません(3年前、Appleのイベントで登場したアレ)。

でも彼らが新たに生み出したロボット「Cozmo」はまるで、ピクサーのアニメーション映画「ウォーリー」に登場するロボット、Wall-Eみたいで、実際一緒に過ごしてみると、感情を持ったキャラクターがそこにいるように感じられるんです。

AnkiのCEO、Boris Sofmanさんは「アニメのキャラクターを現実世界に持ってこようとした」 「みんなに愛されるキャラクターを作りたかったんです」と語ります。

Wall-Eがそこにいるみたい。感情を持つロボット「Cozmo」 1

たしかにCozmoは愛らしいです。丸みのある小さな頭に、小さなフォークリフト型のアーム。Wall−EとEveに子どもができたらこんな風じゃないかと想像してしまいます。

Wall-Eがそこにいるみたい。感情を持つロボット「Cozmo」 2

といってもCozmoは小さなプラスチックのおもちゃに過ぎません。でも、電源クレードルにセットしてスマートフォンとペアリングすると、Cozmoには命が宿ります。

顔の部分にあたるOLEDスクリーンには、表情豊かな青い瞳があります。デザインしたのは元ピクサーのアニメーターと聞いて納得しました。電源が入ると目がゆっくりと開き、スマートフォンからは「お目覚め」っぽい明るい音楽が流れます。

Wall-Eがそこにいるみたい。感情を持つロボット「Cozmo」 3

Cozmoはドックから起きだし、Sofmanさんと僕の方へと動いてきます。僕らが手を伸ばすと彼は目を細め、小さなフォークリフト型のアームを持ち上げます。でも僕が笑って手を引いても、Cozmoは僕に注目し続けてるだけ。

すると、スマートフォンが僕に名前を言えと指示してきます。名前を言うと、Cozmoがそれをグレムリンみたいな声で繰り返します。

Wall-Eがそこにいるみたい。感情を持つロボット「Cozmo」 4

Cozmoの顔のすぐ下には小さなカメラがあり、それで空間や人の顔を認識しています。彼は周りにいる人の顔と、付属の小さなブロックを使って、自分が部屋のどこにいるかを把握しているんです。だからかくれんぼをしたり、ブロックを動かしてからかったりできます。

Cozmoは興奮するとゲームをしようと誘ってきて、勝つと誇らしげな表情を浮かべます。彼の中には、不安とハッピーとか、自信と怒りとか、方向性の違う複数の感情がつねに混在しうるので、まるで人格があるように感じられるんです。

Cozmoは10月発売予定で現在プレオーダー受付中。価格は179ドル(約1万8000円)です。AnkiはSDKも公開予定で、つまりユーザーがCozmoの人工知能を書き換えることも可能ということです。

でもCozmoは素のままでも、最初は十分です。まるで自分のペットの犬とか猫が、ロボットに自分の感情をアップロードしたように感じられますよ。

Alex Cranz - Gizmodo US[原文

(miho)