Twitterのステッカー機能追加はただのお遊びじゃない。かなり賢いソーシャル戦略

Twitterのステッカー機能追加はただのお遊びじゃない。かなり賢いソーシャル戦略 1

#ビジュアルハッシュタグ

Twitterステッカー機能を追加しました。日本ではLINEを初めとして「スタンプ」や「ステッカー」的な機能はすごく一般的なので、「ちょっと楽しい機能が増えた」的に捉えられているようです。

しかしユーザーの間では「なぜ今さら?」「子ども向けアプリじゃないんだし」と感じている人もいるのではないでしょうか。

しかし、Twitterはよく考えていますよ。今回のステッカー機能追加のキモはステッカー自体ではなくてステッカーを検索してハッシュタグのように使える点にあります。

というのも特に欧米の場合、ソーシャル・メディアはハッシュタグを利用してトレンドを生み出す場としての価値が重要視されているんですね。イギリスのEU離脱問題、Brexit(ブレグジット)に関して皆の意見が気になる人は#BrexitをFacebookで、もしくはTwitterで検索する。そうすると世界中のユーザーがBrexitに関してどんなコメントを発しているかが読める。そして自分もコメントにハッシュタグをつけてポストする...と現実社会のイベントに対応して、ソーシャル・メディア上でもトレンド(時には炎上)を生み出すことができるわけです。

今回のTwitterの機能追加は、そのハッシュタグ機能を文字じゃなくてステッカーにしてしまった、しかも画像内に入れられるようにしてしまったという点に意義があります。もはやキャプションを見なくてもトレンドが認識できるということですね。

Twitterのステッカー機能追加はただのお遊びじゃない。かなり賢いソーシャル戦略 2

Wall Street Journalも、The Vergeも、The Next Webも、Bloombergも、ステッカー自体ではなくてステッカーを使ってハッシュタグ検索ができる「ビジュアル・ハッシュタグ」機能として紹介しております。なるほど...ビジュアル・ハッシュタグ、流行るんですかね。

例えばThe Vergeのこちらの記事では「ナスビ」の絵文字は検索できるのか、とおもむろに質問項目に入っています。

しかしなぜナスビなのでしょうか。

セレブリティたちが裸のセルフィーを、大事なところだけ絵文字で隠してアップロードしてソーシャル・メディア上で話題になることがよくあります。ナスビの絵文字はそういった画像でよく男性の股間を隠すのに使われるんですが...お分かり頂けましたでしょうか。

そう、ビジュアル・ハッシュタグはかなり(色々と)奥深いんです。

新しいステッカーは定期的に更新されるということで、Brexitや大統領選挙といったイベントに対応したステッカーが登場すればハッシュタグとして使われるのではないでしょうか。

Facebook、Instagram、Snapchat、Twitter、とソーシャル・プラットフォームは日々ユーザー数をめぐって激しい競争をしています。Instagramの月間アクティブユーザー数が5億人を越えた!とニュースになりましたが一方のTwitterはユーザー数は伸び悩み中。

はたしてビジュアル・ハッシュタグは上手くいくのでしょうか、要注目です。

source: Twitter, Wall Street Journal, the Verge, The Next Web, Bloomberg

(塚本 紺)