ハーバードが作ったロボットの蜂、泳げるし壁にも止まれるよ

ハーバード大学とMITの研究者たちが過去7年間を費やして、ロボット蜂を作ろうとしています。それが「Robobee」。本物の蜂っぽすぎて、飛んで来たらきっと逃げちゃいたくなるはず。

研究者たちが最近公開したRobobeeの動画では、Robobeeが新たにできるようになった技が紹介されています。じゃーん、本物の蜂みたいに垂直に壁にとまれるようになったんです。

もちろん、壁にとまることだけがRobobeeの取柄じゃありません。機敏に飛び回れるし、(蜂っぽさはないけど)泳げるし、障害物を避けて飛んだり、翼でホバリングしたりもできちゃうんです。たったの84ミリグラムのRobobeeは重さも本物の大きさと重さとほぼ同じくらい。偵察や通信用のロボットとしてだけではなく、研究者たちは、いつかはこのロボットで植物に受粉させようと考えているんです。

人類が依存する食物の多くは蜂の受粉が頼りなのですが、最近は蜂の大量死が問題になっていますよね。ロボット蜂がその代わりに植物を受粉させることで、この問題が部分的に解決できるのでは、ということなんです。

蜂の持つ技能を次々に習得していっているRobobeeですが、植物への受粉は機械的なプロセス以上のもの。もしRobobeeが進化して、植物を押し倒したりすることなく受粉する技術を習得できたとしても、どの植物を受粉させて、どれを放っておくかを認識するためのプログラミングなどはとても複雑です。

また、電源の問題もあります。現在Robobeeは有線コネクターで電源に接続されて飛んでいます。研究者たちはRobobeeがスタンドアロンで動けるように電源システムを搭載できるようにしたいのですが、研究者たちが言うにはこれを可能にするにはあと5~10年ほどかかるとのこと。

まだまだ本物の蜂になり替わることはできないかもしれません。それでもRobobeeはマイクロロボティクスの素晴らしいお手本といえるでしょう。受粉蜂の代わりにはならないかもしれませんが、それ以外にもこの小さなロボットはいろいろなことに役立ってくれることでしょう。

source: National Science Foundation

Ria Misra - Gizmodo US[原文

(abcxyz)