1960年代のネタを発掘。アポロ11号のソースコードがGitHubで公開

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歴史的ミッションでもユーモアは忘れない。

先週、アポロ11号のあらゆる動作をコンピュータ制御する「アポロ誘導コンピュータ」のソースコードがGitHub上で公開されました。

ソースコードを公開したのは、NASAでインターンをしていたChris Garryさん。もともとソースコード自体は2003年から公開されていたのですが、今回はGitHub上ということで、プログラマーやアポロ11号のマニアの間で話題になり、ソースコードから1960年代当時のネタがいろいろと発掘されています。

たとえば「BURN_BABY_BURN—MASTER_IGNITION_ROUTINE.s」というファイル名。このコードは エンジンの点火処理を行なうためのものですが、当時DJだったMagnificent Montagueさんが使っていたフレーズ、"Burn, baby! BURN!"をファイル名に付けています。

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さらに、このファイルの中を見ていくと、"COME AGAIN SOON"という少しお茶目なフレーズもあります。

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他にも、キーボードとディスプレイを制御するコードのファイル名が「PINBALL_GAME_BUTTONS_AND_LIGHTS.s」だったり、月面着陸するためのコード「LUNAR_LANDING_GUIDANCE_EQUATIONS.s」には、「つまらないサブルーチン(TRASHY LITTLE SUBROUTINES)」というコメントが付いていたりと、いろんなネタが見つかります。

ご覧のとおり、今回公開されたソースコードは、すべてアセンブリ言語のようなもので書かれています。このアセンブリ言語は、NASAが独自に開発したもので、とても難解な低水準言語(アセンブリ言語など、より機械語に近い言語)になっています。そんな環境を考えると、ソースコードが膨大な量になり、当時ソフトウェアエンジニア部門の責任者であったマーガレット・ハミルトンさんがソースコードに押し倒されそうになっている、この有名な写真の理由もわかりますね。

おもしろいのはソースコードだけじゃありません。これを見たプログラマーからも、GitHub上でネタが展開されています。「MATTDAMON.s」の作成リクエストや月からのSOSといったやりとりが飛び交っています。

image by Noel Powell / Shutterstock.com

source: Boing Boing via Quartz

Carli Velocci - Gizmodo US[原文

(tmyk)