iOS 10 パブリックベータプレビュー:「Music」と「Message」、日々の肌ざわりはどうなる?

iOS 10パブリックベータのiPhone 6s

たくさんの「変わった」を感じるOSです。

iPhoneとiPadでこの秋から使える最新OS「iOS 10」。正式リリース前に誰でも「ベータ版のiOS 10」を試すことができる「Apple Beta Software Program」でiOS 10のパブリックベータを試してみました。

Appleの作るものってたいていそうなんですが、使ったときに理屈じゃなく体で感じる良さみたいなものがあって、iOS 10はそれを一段と強く感じます。

Apple Musicのアップデートが最高

Appleの音楽聴き放題サービス「Apple Music」。登場から約1年のタイミングで大幅にアップデートされ、iOS 10とMacの新OS「macOS Sierra」で体験できます。使いにくいという声もあったUIが一新と言っていいくらいに改善されていて、よりわかりやすく、より使いやすくなっています。ボールドのフォントと丸角のアートワークもいい感じです。

iOS 9と言うべきかApple Music 1と言うべきか、要するに前のバージョンでは、アートワークをたくさん見せながらプルダウンで「プレイリスト」「アーティスト」「アルバム」「曲」を選択するかたちだった「ライブラリ」タブが、iOS 10では見たまま項目名が並ぶかたちに変わっています。聴きたい曲を選ぶ思考と一致するからか、スムーズに操作でき、わかりやすいです。

Apple Musicの「For You」

使いやすくなったのは自分用にカスタマイズされた楽曲やプレイリストをレコメンドをしてくれる「For You」タブもそう。このタブのいちばん上には「最近再生された曲」のアートワークがずらっと並び、ここは横スクロールできます。その下にApple Musicからのレコメンドプレイリストがきて、そのさらに下には新しく、「ヘビロテ」(おそらく聴く頻度の高い楽曲が並んでる)のセクションが追加されました。

新作アルバムを繰り返し聴くことの多いスタイルのひとには、この「最近再生された曲」と「ヘビロテ」の使い勝手がむちゃくちゃいいです。最近はだいたいTWEEDEESと空気公団の新作と花澤香菜の3枚目を聴いて、ときどきそのほかを聴いているぼくには、どストライクなUI。

それから画面上部のアイコン表示だった検索がタブになり、検索履歴にアクセスしやすくなったのも使い勝手のアップに貢献しています。気になったアーティストのアルバムを聴いて、明日は同じアーティストの違うアルバムを聴きたい、なんてときに検索したアーティスト名が残っているとワンタップで目的のアーティストのリストに辿り着けますよね。

iMessage、楽しすぎる

iOS 10ではメッセージの表現を豊かにしてくれるさまざまな機能が増えます。WWDCでの発表の場でも多くの時間を割いて紹介されたのがこの新iMessageでした。だって新機能増えすぎなんです。

増えたのは、手書きのメッセージ、吹き出しにニュアンスを持たせるBabble Effect、受け取ったときには隠れている写真をスクラッチのように指でこすって見るInvisible ink、メッセージに簡単なアイコンで反応するTapback、LINEで言うところのスタンプと同じStickers、リッチリンク、画面全体をエフェクトで演出するFull-Screen Effects、3倍大きくなった絵文字……。多すぎるので控えときますが、まだまだあります。

一部だけですが、動画にしてみました。

で、これだけ増えたのでいろいろ使って楽しみたいんですが、まだ正式リリース前なので実際にみんなとやりとりできないのが歯がゆい歯がゆい。このiMessageだけでも先にiOS 9のアップデートで対応してくれないかなって本気で思います。そのくらいこの新iMessageは楽しい。この楽しさが普段のメッセージのやりとりにやってくると思うと、ワクワクしますよ。

これに加えて世界中の開発者がiMessageのなかで動くアプリも作れるようになったんだから、大改革ですねほんと。

そのほかのGOOD POINT

AirPlayスピーカーが指定しやくなったiOS 10

新しい通知センターも見やすくてその場でアクションできるのも手軽だし、少しUIが変わったコントロールセンターもボタンが大きくて使いやすい。特にAirPlayスピーカーが指定しやすくなったのはめちゃくちゃGOOD。持ち上げてのスリープ解除とサイレントモードにしたときに振動フィードバックがTaptic Engineを活かした振動に変わっているところはApple WatchからiPhoneへのフィードバックの成果が見られます。これはiPhone 6sのみに起こっている変化のようです。手元のiPhone 6では振動は変化しませんでした。

時計アプリには、きちんと睡眠時間が確保できるように就寝時間を知らせてくれたり、睡眠分析をしてくれる新機能「ベッドタイム」が追加されました。新しい目覚ましサウンドも、あの暴力的な「レーダー」というサウンドと比べたら天と地ほどの差を感じるくらいやさしく起こしてくれる音になってます。

ついにナンバリングが「10」まで来たiOS。日々使うアプリや細かい表示や挙動がこれまでのiOSリリースよりも多く変わっていることがわかります。Appleの言う「これまででもっとも大きなリリース」を肌で感じられる仕上がりになりそうです。

パブリックベータの入手はこちらから。ただし、仕事で使うデバイスやそうでなくてもメインで使っているデバイスにインストールするのはオススメできません。まだ開発途中ですからね。

source: Apple

(suzuko)